ニュース

専門機関や相談窓口を全県に設置目標 アルコール健康障害対策関係者会議

 内閣府のアルコール健康障害対策関係者会議(会長:樋口進・国立病院機構久里浜医療センター院長)は2015年12月25日、第12回となる会合を開催。第1期基本計画で取り組むべき重点課題の目標や、アルコール健康障害対策推進基本計画骨子(案)などについて検討が行われ、健康日本21(第2次)の目標を採用することや、アルコール依存症の専門医療機関や相談窓口の設置を全都道府県に求めていくことなどが話し合われた。

 アルコール健康障害対策関係者会議は2014年6月に施行された「アルコール健康障害対策基本法」に基づき、「アルコール健康障害対策推進基本計画」の策定や、アルコール健康障害対策の推進を図るため、関係行政機関が行う連絡調整や意見具申を行う機関として設置されている。

 第1期基本計画では、重点課題1として「飲酒に伴うリスクに関する知識の普及を徹底し、将来にわたるアルコール健康障害の発生を予防」、重点課題2として「アルコール健康障害に関する予防及び相談から治療、回復支援に至る切れ目のない支援体制の整備」を掲げている。

 このうち、重点課題1の目標項目については、健康日本21(第2次)で設定されている目標との整合を取るため、飲酒に関する以下の項目を採用することとした。

(1)生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の割合の減少
   男性15.3%(平成22年度)→13.0%(平成34年度)
   女性7.5%(平成22年度)→6.4%(平成34年度)
(2)未成年者の飲酒をなくす
(3)妊娠中の飲酒をなくす

 一方で、第一次基本計画は平成32年度までを予定していることから、健康日本21(第2次)の運動期間である平成34年までとは終期が異なるという問題がある。また、ベースラインとなっている平成22年度の値についても、直近では平成26年の値が公表されている。そのため、今後、健康日本21の目標値をどういったかたちで採用するかどうか、検討を続けることとなった。

 重点課題2については、目標項目として「アルコール依存症に対する適切な医療を提供することができる専門医療機関及び相談拠点となる窓口を、それぞれ1箇所以上定めている都道府県の数」としてはどうか、という提案があった。その場合、目標値を「47都道府県」と全都道府県での設置を求めることも了承された。

 今後は1月22日、および2月の第13、14回会合で引き続き、基本計画の案について検討が行われる予定。

アルコール健康障害対策関係者会議(内閣府)
[yoshioka]
side_メルマガバナー

「アルコール」に関するニュース

2025年02月25日
ストレスは「脂肪肝」のリスクを高める 肥満やメタボとも関連 孤独や社会的孤立も高リスク
2025年02月12日
肥満・メタボの割合が高いのは「建設業」 業態で健康状態に大きな差が
健保連「業態別にみた健康状態の調査分析」より
2025年02月10日
【Web講演会を公開】毎年2月は「全国生活習慣病予防月間」
2025年のテーマは「少酒~からだにやさしいお酒のたしなみ方」
2025年02月10日
[高血圧・肥満・喫煙・糖尿病]は日本人の寿命を縮める要因 4つがあると健康寿命が10年短縮
2025年01月27日
「孤独」と「社会的孤立」は心臓病・脳卒中・感染症などのリスクを高める 人との交流は健康を維持するために必要
2025年01月23日
1月23日は「一無、二少、三多の日」
2月1日より「全国生活習慣病予防月間2025 」がスタート!
2025年01月06日
アルコールを適量飲んでいる人は肥満リスクが減少 ただし少しでも飲みすぎると健康は悪化 アルコールによる健康障害は深刻な問題に
2024年12月25日
過去最少の野菜不足でも「改善するつもりはない」 睡眠不足も慢性的
―令和5年「国民健康・栄養調査」より
2024年12月23日
高齢者の食事と運動をどう指導・支援する? フレイル・サルコペニアに対策 「食育健康サミット2024」をオンライン配信
2024年12月19日
2024年度版【保健指導アトラス】を公開!保健指導に携わる人が知っておきたい法律・制度
アルコールと保健指導
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
(木曜日・登録者11,000名)
登録者の内訳(職種)
  • 産業医 3%
  • 保健師 46%
  • 看護師 10%
  • 管理栄養士・栄養士 19%
  • その他 22%
登録はこちら

ページのトップへ戻る トップページへ ▶