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高齢者が安全に入浴できる目安 最低血圧100以上だと事故が14倍に
2016年03月03日
入浴事故が起こる危険性は、入浴前に最低血圧が100mmHg以上だと14倍以上、最高血圧が160mmHg以上だと3倍以上に高まる――東京都市大学などの研究グループによる調査で、安全な入浴の目安となる血圧値などが示された。
入浴の危険性を知るための血圧や体温の値を調査
研究チームは、訪問入浴事業所として登録されている全2,330ヵ所の事業所に対して、訪問入浴に関連する事故・体調不良(入浴事故)の発生状況を調査。入浴事故を起こした平均82.3歳の高齢者596例から、危険性を知る参考になる血圧や体温の値を割り出した。
その結果、血圧については、▽入浴前の収縮期(最高)血圧が160mmHg以上であると、正常血圧に比べ、入浴事故の発生は3.63倍に上昇、▽入浴前の拡張期(最低)血圧が100mmHg以上であると、入浴事故の発生は14.71倍に上昇することが分かった。
また、体温については、▽入浴前に体温37.5度以上であると、入浴事故の発生は16.47倍に上昇した。
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