男性が育児に参加するとアルコール関連の健康障害が減る 若者も飲酒を続けると脳卒中リスクが上昇
育児に参加している男性はアルコール関連の健康障害のリスクが低い
育児に参加している男性は、アルコール関連の健康障害のリスクが大幅に低いことが、スウェーデンのストックホルム大学の研究で明らかになった。 「育児休業をとっている男性は、アルコールの過剰摂取による入院リスクが大幅に低いことが分かりました。育児休業をとることが、ストレス軽減や行動変容につながり、健康増進につながると考えられます」と、同大学公衆衛生学部のヘレナ ホンカニエミ氏は言う。 「父親となった男性が、育児休業を活用することは、男女共同参画を促すだけでなく、アルコール関連の健康障害の予防にもつながる可能性があります」としている。 研究グループは、スウェーデンで1995年に開始された育児休業に関する政策の効果を検証するため、1992年~1997年に生まれた男性22万412人を対象に調査した。 この政策は、子供が8歳になるまでに両親合わせて最大480日間の育児休業をとることを奨励するもので、男性も60日分の休暇をとれる。これにより男性の育児休業の取得率は43%から75%に増加した。 調査の結果、この政策が開始された後では、育児休業をとった男性ではアルコール関連の疾病のリスクが減少し、アルコール関連の入院は、子供の生後2年までに34%減少し、その影響は子供の生後18年後まで続くことが明らかになった。 「男性の育児休業の取得の影響で、アルコール中毒とアルコール関連の精神・行動障害による入院が減少したとみられます。男女平等の育児参加やワークライフバランスを促進することは、アルコールによる健康障害を減らすことにもつながります」と、同学部のソル フアレス氏は指摘している。Alcohol-related morbidity and mortality by fathers' parental leave: A quasi-experimental study in Sweden (Addiction 2023年10月5日)
In Young Adults, Moderate To Heavy Drinking Linked To Higher Risk Of Stroke (米国神経学会 2022年11月2日)
Cumulative Alcohol Consumption Burden and the Risk of Stroke in Young Adults: A Nationwide Population-Based Study (Neurology 2023年1月31日)
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