健康診査の受診者数が回復 前年比で約4,200人増加 「地域保健・健康増進事業の報告」より
厚生労働省はこのほど「令和4年度地域保健・健康増進事業の報告」をまとめ、公表した。
「地域保健事業」と「健康増進事業」の二つを主な報告事項とし、「地域保健事業」では母子保健や健康増進、職員の配置状況について報告している。本記事では「健康増進編」の内容について解説する。
地域保健・健康増進事業報告は、地域の特性に応じた保健施策を保健所や市区町村ごとに把握。住民の健康保持や増進のため、効率的な地域保健施策を推進するための基礎資料として、毎年実施している。
健康診査については、市区町村が実施した健康診査の受診者数は123,861人(男性58,693人、女性65,168人)。前年比4,240人増加し、コロナ禍で一時期落ち込んだ受診者数が回復してきている。

検査結果では、「糖尿病個別健康教育対象者」が40,951人と最も多く、受診者数に占める割合は33.1%。次いで「高血圧症個別健康教育対象者」36,161人で同29.2%、「脂質異常症個別健康教育対象者」31,464人で同25.4%となっている。
また市区町村が実施した「歯周疾患検診」の受診者数は365,481人で、このうち65.9%にあたる241,029人が「要精検者」。検診実施率は81.6%で、過去5年間で最も高かった。
同様に「骨粗鬆症検診」は310,373人が受診し、受診率は63.0%。このうち16.1%にあたる49,966人が「要精検者」だった。
市区町村が実施した「がん検診」においては、受診率で最も多いのは「乳がん」で16.2%。ほかに「子宮頸がん」15.4%、「胃がん」「大腸がん」6.9%、「肺がん」6.0%となっている。

本サイトに掲載されている記事・写真・図表の無断転載を禁じます。

