オピニオン/保健指導あれこれ
中学生・高校生 2万人を対象にした思春期アンケート調査

No.1 中高生の「結婚や出産」についての考え

厚生労働省 子ども・子育て支援推進調査研究事業
永光 信一郎(久留米大学小児科学講座 准教授)研究班

あなたは、将来、結婚したいと思いますか?

 まずはじめに、今どきの中高生の「結婚や出産」についての考えについて見ていきましょう。

中学生

 中学生の6割ぐらいが、「将来結婚したい」と思っています。少しずつ、学年が上がるにつれて、イメージが持てるようになっていることがわかります。

 「結婚したい年齢」は25歳が最も多いです。これは研究班が想定していたよりも若い年齢でした。

高校生

 高校生になると、結婚のイメージを持つことができるようになるため、学年でも大きな差はなく約7割の高校生が「結婚したい」と回答しました。「結婚したい年齢」は25歳が一番多く、中学生と同様でした。高校生の場合は、28歳希望の人も増えており、女性のキャリアなど、しっかりと将来のこと考えていることが伺えます。

 実際の結婚年齢を見てみると、2015年のデータでは、男性の平均初婚年齢は31.1歳、女性は29.4歳でした。昭和50年頃から平成4年頃までは女性の平均初婚年齢は25歳台でしたので、年々男性も女性も晩婚化になっています。

 また、「結婚したくない」回答は、中学生、高校生ともに1割程度でした。

将来、結婚して、子どもが欲しいと思いますか?

中学生

 「結婚したい」と思う人の多くは、「子どもが欲しい」と思っていることがわかります。その多くが、2人以上欲しいと回答しました。 また、「子どもが欲しいかわからない」と答えている中学生も多く、子育てをイメージすることはまだ難しいことことが考えられます。

高校生

 中学生に比べて、「子どもを欲しい」と思っている学生が多いことがわかりました。また、結婚はしたくない、結婚はわからないけど、子どもが欲しいと答えている人が中学生より多い特徴も見られました。

「結婚をしたい人」、「子どもが欲しいと思う人」に共通の傾向がありました

 共通の傾向は家庭の中で家族との会話が多い人ほど、結婚や子どもが欲しい気持ちが強く出ていたことです。逆に家庭で会話が少ない子は、その気持ちになれないようでした。

 健診や育児相談などで親子に接することが多い専門職の方には、お父さんも含めて、積極的に家庭で家族が会話をするように伝えていただきたいと思います。

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