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「コーヒー摂取と全死亡・主要死因死亡との関連について(JPHC)」
2015年05月08日
「コーヒー摂取と全死亡・主要死因死亡との関連について(JPHC Study))」
(国立がん研究センター がん予防・検診研究センター/2015年5月7日)
これまでに欧米を中心に行われたコーヒーと死亡の関連を調べた20のコホート研究の統合解析(メタアナリシス)により、男女ともゆるやかな死亡リスクの低減が認められている。
しかし、コーヒー摂取と主要死因死亡との関連についての研究はアジア人を対象とした集団ではほとんどなく、日本人の5大主要死因との関連についての研究はまだない。そこで、コーヒー摂取と全死亡および主要死因死亡との関連を検討することを今回の研究の目的とした。
研究開始時にコーヒーを飲む頻度に関する質問への回答から、ほとんど飲まない、1日1杯未満、毎日1~2杯、毎日3~4杯、毎日5杯以上飲むという5つの群に分けて、その後の全死亡及びがん、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患、外因による死亡との関連を分析した。
コーヒー摂取により、全死亡および心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患による死亡リスクの低下が確認されたが、がん死亡リスクとは関連がみられなかった。5杯以上の群では統計学的有意なリスク減少がみられなかった。
(国立がん研究センター がん予防・検診研究センター/2015年5月7日)
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