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「くすり教育」の実施に向けて ~「くすり教育」を充実させるために~
2013年08月26日
連載「学校保健における「くすり教育」について ~今、「くすり教育」をいかに進めるか~」(加藤 哲太 東京薬科大学薬学部教授)を更新しました。第2回は、「くすり教育」の実施とその充実について紹介します。
「くすり教育」は学習指導要領で、中学校、高等学校の保健体育に組み込まれており、その授業計画、実施、評価は教科担当教員によって行われることが基本となります。
しかしながら医薬品は、「諸刃の剣」といわれるように、使い方を誤れば、効果が期待できなかったり、逆に副作用を引き起こしたりすることがあります。
こうした医薬品の誤用をなくすとともに、医薬品に過度に依存したり、過度に避けたりすることなく、必要な医薬品を正しく有効利用することの大切さを理解させることが必要となります。
そのためには、学内において生徒の健康の推進に当たって中心的な役割を果たしている養護教諭、専門家の立場から授業の中で医薬品の正しい使い方について、指導・助言を行うことのできる薬剤師が協働で授業を進めることを推奨します。
この場合、日ごろ学校の保健衛生に関わっている学校薬剤師の参画が好ましく、養護教諭はコーディネーターの役割も重要となります。
学校保健 オピニオン「学校保健における「くすり教育」について ~今、「くすり教育」をいかに進めるか~」
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