糖尿病と感染症・足の病気との関係を解説 糖尿病3分間ラーニング
本日公開した動画は「5-8. 糖尿病と感染症」「5-9. 糖尿病と足の病気」の2本です。糖尿病が発症し高血糖状態が続くと、さまざまな不具合が生じてきます。今回のテーマ「感染症」と「足の病気」も高血糖が原因になりやすいものです。
高血糖によって免疫力が低下すると、カゼ、肺炎、膀胱炎、腎盂炎、皮膚炎、歯肉炎などの感染症にかかりやすくなります。そして、感染症は血糖値の上昇も招くため血糖コントロールを乱します。感染症にかかりやすく、治りにくい体質になってしまう悪循環を引き起こし、糖尿病は悪化します。
また、糖尿病と足は意外なほど強い関係があります。糖尿病による神経障害により痛みが感じにくくなると、ケガやヤケドに気付きにくくつい放置しがちです。さらに、動脈硬化などが進行し血流障害が起こると、からだの末端、特に足の先などには血液が流れにくくなり、細胞が必要とする栄養や酸素が、十分に供給されなくなります。これによって重症化することも多く、足を切断しなければならないことも起こるのです。
感染症も足の病気も、予防と治療の基本は良好な血糖コントロールです。糖尿病3分間ラーニングをご覧いただき、快適な糖尿病ライフをお過ごしください。
糖尿病3分間ラーニングは、スマートフォン、タブレット端末、PCから、いつでもどこでも無料で視聴できます。健診後の事後指導や保健指導で説明された内容を十分に理解できなかった保健指導対象者の方、糖尿病予備群の方のサポートツール、また、健康教室や糖尿病教室の導入コンテンツとして、その他、様々な糖尿病療養の様々なシーンでご活用いただけます。
医療機関や健診・保健指導機関でのご活用はフリーです。企業活動でのご利用は「糖尿病ネットワーク編集部」までお問い合せください。
提供:糖尿病ネットワーク
制作・著作:株式会社創新社
監修:糖尿病治療研究会
協力:Insulin for Life(Australia and Global)、国際糖尿病支援基金


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