ニュース
がん情報を集約・分析―国立がん研究センター「がん登録センター」を開所
2016年01月20日
国立がん研究センター(東京都中央区、堀田知光理事長)は1月8日、がん対策情報センター内に「がん登録センター」を開所した。国民・患者に役立つがん登録を確立し、「がんにならない、がんに負けない、がんと生きる社会」を目指すという。
1月1日に施行された「がん登録等の推進に関する法律」では「全国がん登録」として、国内でがんと診断を受けた人のデータを病院から都道府県に届け出るよう義務化。がん登録センターは全国から集められた情報をもとにデータベースを整備し、データの提供、分析を行う機関として開所された。
がん情報はすべての病院に届け出義務があるため漏れなく収集され、都道府県をまたいだ受診や患者に転居などがあってもデータの重複がなくなる。そのため今後はがんと診断された人数が正確に分かるようになり、都道府県ごとに効果的ながん対策も可能になると期待されている。
一方、「国内がん登録」は医療機関の作業負担を考えて26項目になっているが、がん診療連携拠点病院など約1,000施設では、より詳細な約90項目にわたる「院内がん登録」が実施されている。
そのため、がん登録センターには全国がん登録を担当する「全国がん登録室」と「全国がん登録分析室」のほか、院内がん登録を担当する「院内がん登録室」も設置。両方のがん登録情報をまとめて統計を出す「がん登録統計室」と、事務を統括する「がん登録管理室」もあわせて計5室で構成され、職員は約40名が所属する。
統計情報は国立がん研究センター「がん対策情報センター」のホームページ「がん登録・統計」で提供され、資料やFAQなどもまとめられている。全国がん登録で収集された平成28年の罹患数は、全国と都道府県別に平成30年12月を目途として公表される予定。
がん登録センターがん情報サービス内「がん登録・統計」
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2025 SOSHINSHA All Rights Reserved.


「がん」に関するニュース
- 2025年02月10日
- [高血圧・肥満・喫煙・糖尿病]は日本人の寿命を縮める要因 4つがあると健康寿命が10年短縮
- 2025年01月23日
- 大腸がんが50歳未満の若い人でも増加 肥満のある人は大腸がんリスクが高い 予防に役立つ3つの食品とは?
- 2025年01月23日
-
1月23日は「一無、二少、三多の日」
2月1日より「全国生活習慣病予防月間2025 」がスタート! - 2025年01月06日
- 肥満のある人はやはりがんリスクが高い 代謝的に健康であってもがんリスクは上昇 日本人5万人超を調査
- 2024年12月19日
- 2024年度版【保健指導アトラス】を公開!保健指導に携わる人が知っておきたい法律・制度
- 2024年12月17日
-
子宮頸がん検診で横浜市が自治体初の「HPV検査」導入
70歳以上の精密検査無料化など、来年1月からがん対策強化へ - 2024年09月30日
- 10月は「乳がん月間」 マンモグラフィ検査を毎年受けている女性は乳がんリスクが減少 乳がん検査の最新情報
- 2024年08月15日
- HPVワクチンのキャッチアップ対象接種者は2024年9月までに接種開始を 東京都はポータルサイト「はじめてのHPVワクチン」を開設
- 2024年07月22日
- がん発症の40%とがんによる死亡の半数は予防が可能 タバコの健康影響が大きい 肥満や過体重にも対策
- 2024年06月24日
- 「肺がん検診」の受診率は50%前後 7割の若者は「受けたい」と意欲的 がん検診の受診率を高めるプラス要因とは?