ニュース
厚労省が感染症情報 ゴールデンウイークに海外へ出る人はジカ熱に注意
2016年04月21日
海外渡航者が増えるゴールデンウィークを前に、厚生労働省は、ジカ熱などの感染予防のポイントを公式サイトに掲載した。特に強調されているのが、ジカウイルス感染症やデング熱などの蚊がウイルスを媒介する感染症の予防対策だ。
妊婦や妊娠の可能性がある人はなるべく渡航を自粛
特に中南米などで流行しているジカウイルス感染症については、妊娠中の感染でお腹の赤ちゃんにも感染する可能性があるとして、妊婦や妊娠の可能性がある人は、なるべく流行地へ渡航するのを自粛し、やむを得ず渡航する場合は「厳重な防蚊対策を講じることが必要」としている。
海外で気を付けるべき感染症情報として強調されているのは次のことだ――
- 妊婦および妊娠の可能性がある方は、可能な限り流行地への渡航を控えてください。やむを得ず渡航する場合は、主治医と相談の上で、厳密な防蚊対策を講じることが必要です。
- 海外の流行地へ出かける際は、できるだけ肌を露出せず、こまめに虫除け剤を使用するなど、蚊に刺されないよう注意してください。
- ジカウイルス感染症流行地からの帰国者は症状の有無にかかわらず虫除け剤の使用など蚊に刺されないための対策を少なくとも2週間程度特に注意を払うことを推奨します。
- 流行地域から帰国した男性は、症状の有無にかかわらず、最低4週間、パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中、性行為の際に、コンドームを使用するか性行為を控えることを推奨します。
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2024 SOSHINSHA All Rights Reserved.
「健診・検診」に関するニュース
- 2024年04月25日
-
厚労省「地域・職域連携ポータルサイト」を開設
人生100年時代を迎え、保健事業の継続性は不可欠 - 2024年04月22日
- 【肺がん】進行した人は「健診やがん検診を受けていれば良かった」と後悔 早期発見できた人は生存率が高い
- 2024年04月18日
- 人口10万人あたりの「常勤保健師の配置状況」最多は島根県 「令和4年度地域保健・健康増進事業の報告」より
- 2024年04月18日
- 健康診査の受診者数が回復 前年比で約4,200人増加 「地域保健・健康増進事業の報告」より
- 2024年04月09日
- 子宮の日 もっと知ってほしい子宮頸がんワクチンのこと 予防啓発キャンペーンを展開
- 2024年04月08日
- 【新型コロナ】長引く後遺症が社会問題に 他の疾患が隠れている例も 岡山大学が調査
- 2024年03月18日
- メタボリックシンドロームの新しい診断基準を提案 特定健診などの56万⼈のビッグデータを解析 新潟⼤学
- 2024年03月11日
- 肥満は日本人でも脳梗塞や脳出血のリスクを高める 脳出血は肥満とやせでの両方で増加 約9万人を調査
- 2024年03月05日
- 【横浜市】がん検診の充実などの対策を加速 高齢者だけでなく女性や若い人のがん対策も推進 自治体初の試みも
- 2024年02月26日
- 近くの「検体測定室」で糖尿病チェック PHRアプリでデータ連携 保健指導のフォローアップなどへの活用も