ニュース
糖尿病臨床現場で行う緩やかな糖質制限"ロカボ"のすすめ
2017年02月28日
糖尿病ネットワーク「間食指導の情報ファイル」は、北里大学北里研究所病院糖尿病センター長・山田 悟先生(写真)による特別インタビュー「糖尿病臨床現場で行う"ロカボ"のすすめ」を公開しました。昨今、注目度の高い"糖質制限食"を糖尿病の療養指導でどう活用できるか、2回シリーズで紹介します。
「糖尿病臨床現場で行う"ロカボ"のすすめ」 ▶
「糖尿病臨床現場で行う"ロカボ"のすすめ」 ▶
山田 悟 先生
糖尿病の食事療法はいま、過渡期を迎えていると言われています。糖尿病ネットワークでは、アンケート調査等で指導現場の声を伺う機会が多くありますが、昨今とくに増えているのが糖質制限食に関する相談です。
糖質制限は危険だというイメージが先に広まってしまい、指導ではどう折り合いをつけていったらよいのか頭を悩ましているという医療スタッフは多く、例えば、「患者さんが自主的に糖質制限を実施しているので、それについてうまくアドバイスをしてあげたいがどうしたらよいか」、「血糖コントロールを安定させるために糖質制限を柱にした指導をしたいのだけど、教科書的なものがなく自信をもって指導ができない」といった声が寄せられます。
今回、緩やかな糖質制限"ロカボ"を提唱し、その市場開発にも積極的に尽力されている北里大学研究所病院糖尿病センター長・山田 悟先生にご登場いただき、豊富なご経験から、糖尿病療養指導における糖質制限食に関してさまざまな疑問にお答えいただきました。
Contents -もくじ-
1.糖尿病食事療法について
2.糖質制限に着目した理由
3.緩やかな糖質制限"ロカボ"とは
4.糖尿病治療食としての"ロカボ"とその指導(3月公開)
5.食を楽しみながら健康になろう?社会全体で支える健康づくり(3月公開)
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2024 SOSHINSHA All Rights Reserved.
「栄養」に関するニュース
- 2024年04月23日
- 生鮮食料品店が近くにある高齢者は介護費用が低くなる 自然に健康になれる環境づくりが大切
- 2024年04月22日
- 【更年期障害の最新情報】更年期は健康な老化の入り口 必要な治療を受けられることが望ましい
- 2024年04月16日
- 塩分のとりすぎが高血圧や肥満の原因に 代替塩を使うと高血圧リスクは40%減少 日本人の減塩は優先課題
- 2024年04月15日
- 血圧が少し高いだけで脳・心血管疾患のリスクは2倍に上昇 日本の労働者8万人超を調査 早い段階の保健指導が必要
- 2024年04月08日
- 子供の頃から肥満対策が必要 学校で座りっぱなしの時間が減ると子供の肥満は改善 早期介入が効果的
- 2024年04月08日
- 「歯周病」が肥満・メタボ・糖尿病を悪化 「うがい薬」で口のなかの悪玉菌を減らせる
- 2024年04月02日
- 果物の食べすぎは肥満・メタボの原因になる? ドライフルーツなら大丈夫? 果物の安全・効果的な食べ方が判明
- 2024年04月01日
- 「低カロリー甘味料」が過体重や肥満の人の体重管理を改善 甘い食品への欲求も低下 欧州肥満学会議が発表
- 2024年03月25日
- 健康的な食事が老化を遅らせ認知症リスクを低下 運動も効果的 40歳になったら対策が必要
- 2024年03月18日
- 「温泉」が腸内細菌叢に良い影響 泉質によって異なる健康効果 温泉療法は肥満・メタボの人にも良い