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労働災害防止を目的に90回目の「全国安全週間」を7月に実施
2017年04月06日
労働災害を防止するために産業界での自主的な活動を推進し、広く一般の安全意識の高揚と安全活動の定着を図ろうと、厚生労働省と中央労働災害防止協会は、今年も7月1日から7日まで「全国安全週間」を行う。昭和3年に初めて実施されて以来、90回目を迎える今年の同週間スローガンは「組織で進める安全管理 みんなで取り組む安全活動 未来へつなげよう安全文化」と決まった。
労使が協調して労働災害防止対策が展開されてきた結果、労働災害は長期的に減少。平成28年は死亡災害が2年連続で1,000人を下回る見込みとなっている。しかし死亡災害は平成28年11月から平成29年2月まで前年同月を上回り、また、休業4日以上の死傷災害は前年より増加する見込みである。
これは基本的な安全管理の取り組みが労働者に徹底されていないことや、多店舗を展開している第三次産業の企業などで傘下の店舗に安全担当者が不在になっていることなどが原因と考えられている。
そのため同週間ではさらなる労働災害の減少を図ることを目的に、広報活動や安全パトロールなどを実施。事業場でも、経営トップによる安全への所信表明で意思統一や安全意識の高揚を図るのをはじめ、職場の総点検や緊急時に備えた訓練の実施などを行うよう求めている。
また、安全衛生計画の策定や安全作業マニュアルの整備、安全管理者の選任など、継続的に安全衛生活動を推進することなども提唱。それぞれの業種の特性に応じた労働災害防止対策についても言及するとともに、転倒災害防止や非正規労働者などに対する労働災害防止、熱中症予防などは業種を横断して対策を講じるとしている。
同週間に先立ち、6月1日から30 日までは準備期間として、各職場での巡視やスローガンの提示、講習会の開催などが予定されている。
報道発表 平成29年度「全国安全週間」を7月に実施 (厚生労働省)
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