ニュース
初の出生数100万人割れで過去最少 厚労省・人口動態統計月報年計
2017年06月06日
厚生労働省はこのほど、平成28年人口動態統計の月報年計(概数)の結果を取りまとめ、公表した。出生数は97万6,979人で前年に比べて2万8,698人の減少。100万人を下回るのは、明治32年(1899年)の統計開始以来、初めて。
人口動態調査は、日本の人口動態事象を把握し、人口と厚生労働行政施策の基礎資料を得ることを目的としている。調査期間は平成28年1月1日から12月31日までで、戸籍法や死産の届け出に関する規定で届けられた出生、死亡、婚姻、離婚および死産の全数を対象としている。
今回公表された結果によると、合計特殊出生率は1.44で、前年の1.45より低下。年齢別(5階級)では、最も合計特殊出生率が高いのは30から34歳だった。都道府県別に見ると、沖縄県(1.95)、島根県(1.75)、長崎県(1.71)、宮崎県(1.71)の順に高い一方、東京(1.24)、北海道(1.29)、宮城県(1.34)、京都府(1.34)が低かった。
出生数の年次推移を母の年齢によって5歳階級別に見ると、39歳以下は軒並み減少しているが、40歳から44歳は約5万3,000人、45歳以上は約1,400人と前年より増加した。第1子出生児の母の平均年齢は30.7歳で、年々、上昇傾向にある。
一方、死亡数は130万7,765人で、前年より1万7,321人増加。死因別では悪性新生物が最も多く、死亡者のおよそ3.5人に1人が該当する。悪性新生物ができた部位別で見ると男性は「肺」が最も高く、女性は「大腸」と「肺」が高い。次いで心疾患も増加傾向が続いており、平成28年の全死亡者数に占める割合は15.1%、さらに肺炎も同9.1%と続いている。
出生数と死亡数の差である自然増減数は、33万786人減少。人口増減数が増加した都道府県は沖縄県の4,910人のみだった。
平成28年人口動態統計月報年計(概数)の概況(厚生労働省)
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2025 SOSHINSHA All Rights Reserved.


「地域保健」に関するニュース
- 2025年02月25日
- 【国際女性デー】女性と男性はストレスに対する反応が違う メンタルヘルス対策では性差も考慮したアプローチを
- 2025年02月25日
- 【国際女性デー】妊娠に関連する健康リスク 産後の検査が不十分 乳がん検診も 女性の「機会損失」は深刻
- 2025年02月25日
- ストレスは「脂肪肝」のリスクを高める 肥満やメタボとも関連 孤独や社会的孤立も高リスク
- 2025年02月25日
- 緑茶を飲むと脂肪肝リスクが軽減 緑茶が脂肪燃焼を高める? 茶カテキンは新型コロナの予防にも役立つ可能性が
- 2025年02月17日
- 働く中高年世代の全年齢でBMIが増加 日本でも肥満者は今後も増加 協会けんぽの815万人のデータを解析
- 2025年02月17日
- 肥満やメタボの人に「不規則な生活」はなぜNG? 概日リズムが乱れて食べすぎに 太陽光を浴びて体内時計をリセット
- 2025年02月17日
- 中年期にウォーキングなどの運動を習慣にして認知症を予防 運動を50歳前にはじめると脳の健康を高められる
- 2025年02月17日
- 高齢になっても働き続けるのは心身の健康に良いと多くの人が実感 高齢者のウェルビーイングを高める施策
- 2025年02月10日
- 緑茶やコーヒーを飲む習慣は認知症リスクの低下と関連 朝にコーヒーを飲むと心血管疾患リスクも低下
- 2025年02月10日
- [高血圧・肥満・喫煙・糖尿病]は日本人の寿命を縮める要因 4つがあると健康寿命が10年短縮