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マシンガーZとのコラボで海外渡航者に麻しん感染予防を啓発
2017年08月18日
厚生労働省はこのほど、麻しん(はしか)予防を啓発するため、アニメなどのキャラクター「マシンガーZ」とコラボレーションし、『みんなで目指そう「麻しんがゼロ」』とPRするポスターやリーフレットなどを作成した。幅広い世代に認知されている「マシンガーZ」を用いた力強いビジュアルの啓発ツールで、海外渡航者へ麻しんの感染予防を呼び掛けている。
感染力が強い麻疹は、免疫が不十分な人が感染すると高い確率で発症する。日本は2015年にWHO(世界保健機関)から、土着の麻しんウイルスが存在しない「麻しん排除国」に認定されたものの、2016年には全世界で約19万人の患者が報告されており、近年は海外で感染した人が発症する例が相次いでいる。
そこで海外渡航を検討している人を対象に、麻しんの感染予防に関心を持ってもらおうと、「マシンガーZ」とコラボレーションした啓発ツールを作成した。
ポスターやリーフレットは全国の自治体や関係団体に配布されているほか、2018年1月公開予定の『劇場版マシンガーZ』(仮題)の公式ホームページやツイッターでも麻しんの感染予防情報を発信していく予定。

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