ニュース

【連載更新】高齢者の外出、移動の問題を考える No.3

 連載「高齢者の外出、移動の問題を考える」(医療・保健ジャーナリスト 西内 義雄)の第3回を公開しました。

No.3 民間の取組みにアンテナを張れば、新たな解決差も見えてくる

予防的措置なら運転を常に見守るサービス

 No,2でご紹介したダイハツ工業の取組みは、産官学民の連携のよい例といえます。こうした事例はこれからもどんどん増えていくと思われますが、これからは保健従事者側も広くアンテナを張り、良いものを積極的に取り入れていくべきと考えます。そこで今回はさらにもうひとつ、注目を浴びている取組みをご紹介しておきます。

 それは2017年2月よりサービスを開始した、オリックス自動車の「あんしん運転Ever Drive」です。これは自動車に専用車載器を取付けることで、危険な運転挙動や車両の現在位置、走行軌跡などの走行データを、離れた場所からでもリアルタイムで可視化できるものです。

 専用サイト(http://orix-everdrive.jp/)があるので詳細は省きますが、データは過去にさかのぼって見直すことも可能なので、その人の運転が危険かどうか、客観的に判断する材料となるのです。

 これを利用すれば、たとえ離れて暮らしていても見守りたい人の運転を常にチェックすることができ、蓄積したデータは免許証の返納話をする際の有効な説明資料として役立ちます。

[保健指導リソースガイド編集部]
side_メルマガバナー

「地域保健」に関するニュース

2024年04月30日
タバコは歯を失う原因に 認知症リスクも上昇 禁煙すれば歯を守れて認知症も予防できる可能性が
2024年04月25日
厚労省「地域・職域連携ポータルサイト」を開設
人生100年時代を迎え、保健事業の継続性は不可欠
2024年04月23日
生鮮食料品店が近くにある高齢者は介護費用が低くなる 自然に健康になれる環境づくりが大切
2024年04月22日
運動が心血管疾患リスクを23%低下 ストレス耐性も高められる 毎日11分間のウォーキングでも効果が
2024年04月22日
職場や家庭で怒りを爆発させても得はない 怒りを効果的に抑える2つの方法 「アンガーマネジメント」のすすめ
2024年04月22日
【更年期障害の最新情報】更年期は健康な老化の入り口 必要な治療を受けられることが望ましい
2024年04月22日
【肺がん】進行した人は「健診やがん検診を受けていれば良かった」と後悔 早期発見できた人は生存率が高い
2024年04月18日
人口10万人あたりの「常勤保健師の配置状況」最多は島根県 「令和4年度地域保健・健康増進事業の報告」より
2024年04月18日
健康診査の受診者数が回復 前年比で約4,200人増加 「地域保健・健康増進事業の報告」より
2024年04月16日
塩分のとりすぎが高血圧や肥満の原因に 代替塩を使うと高血圧リスクは40%減少 日本人の減塩は優先課題
アルコールと保健指導
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
(木曜日・登録者11,000名)
登録者の内訳(職種)
  • 産業医 3%
  • 保健師 46%
  • 看護師 10%
  • 管理栄養士・栄養士 19%
  • その他 22%
登録はこちら

ページのトップへ戻る トップページへ ▶