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【連載更新】高齢者の外出、移動の問題を考える No.3

 連載「高齢者の外出、移動の問題を考える」(医療・保健ジャーナリスト 西内 義雄)の第3回を公開しました。

No.3 民間の取組みにアンテナを張れば、新たな解決差も見えてくる

予防的措置なら運転を常に見守るサービス

 No,2でご紹介したダイハツ工業の取組みは、産官学民の連携のよい例といえます。こうした事例はこれからもどんどん増えていくと思われますが、これからは保健従事者側も広くアンテナを張り、良いものを積極的に取り入れていくべきと考えます。そこで今回はさらにもうひとつ、注目を浴びている取組みをご紹介しておきます。

 それは2017年2月よりサービスを開始した、オリックス自動車の「あんしん運転Ever Drive」です。これは自動車に専用車載器を取付けることで、危険な運転挙動や車両の現在位置、走行軌跡などの走行データを、離れた場所からでもリアルタイムで可視化できるものです。

 専用サイト(http://orix-everdrive.jp/)があるので詳細は省きますが、データは過去にさかのぼって見直すことも可能なので、その人の運転が危険かどうか、客観的に判断する材料となるのです。

 これを利用すれば、たとえ離れて暮らしていても見守りたい人の運転を常にチェックすることができ、蓄積したデータは免許証の返納話をする際の有効な説明資料として役立ちます。

[保健指導リソースガイド編集部]
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