ニュース

児童虐待を社会全体で解決―11月は児童虐待防止推進月間

 11月は児童虐待防止推進月間―。厚生労働省は今月、児童虐待問題に対する深い関心と理解を社会全体に広げるため、集中的に広報や啓発活動を行っている。今年の標語は、安間梓さん(愛知県)の作品「いちはやく 知らせる勇気 つなぐ声」で、児童虐待が疑われる場合は、児童相談所全国共通3桁ダイヤル「189(いちはやく)」に電話をするよう呼び掛けている。

 ポスターやリーフレット、ふせんなどを作成し、全国の関係機関や団体に配布。リーフレットでは、体罰によらない育児を推進する「子どもを健やかに育むために ~愛の鞭ゼロ作戦~」を紹介し、「爆発寸前のイライラをクールダウン」や「親自身がSOSを出そう」、「子どもの気持ちと行動を分けて考え、育ちを応援」などポイントを絞った広報を行っている。また「乳幼児揺さぶられ症候群」についての解説も加え、赤ちゃんが泣き止まないときの対処法なども分かりやすく伝えている。

 期間中は全国の自治体や民間団体でも独自の取り組みを行っており、厚生労働省のHPに紹介されている。このうちNPO法人児童虐待防止全国ネットワークは11月19日、東京都中央区銀座で「子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会」を開く予定。

 厚生労働省では「189」ダイヤルが匿名で連絡でき、通報内容の秘密は守られることなどを周知し、地域で孤立している親子や、子どもの養育に拒否や無関心を示す保護者についての情報を求めていきたい考え。

平成29年度「児童虐待防止推進月間」について(厚生労働省)
第15回子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会開催のお知らせ(児童虐待防止全国ネットワーク)
[yoshioka]
side_メルマガバナー

「地域保健」に関するニュース

2023年08月28日
極端な「糖質制限」や「脂質制限」は危険? 日本人に適した食事スタイルは? 8万人超を調査
2023年08月28日
カラフルな野菜を食べている人は認知症の発症が少ない ホウレンソウやブロッコリーを食べて認知症を予防
2023年08月28日
わずか5分の運動でも「がんリスク」を32%減少 無理なく続けられる「新しい運動法」を開発
2023年08月28日
週末の「寝だめ」では平日の睡眠不足のダメージを回復できない 寝不足が心臓の健康に悪影響
2023年08月28日
高齢者の「フレイル」の発生リスクを40%低減 「要支援」の高齢者が通所系サービスを利用すると効果
2023年08月21日
肥満やメタボが「腰痛」を引き起こす コロナ禍でさらに増加 「腰痛」を改善する運動は?
2023年08月21日
朝食欠食が肥満やメタボのリスクを上昇 朝食を食べない人に共通する生活スタイルは?
2023年08月21日
アルコールが高血圧の原因に 飲酒量が少ない人も血圧が上昇 2万人弱を調査
2023年08月21日
ストレスを解消する簡単で効果的な方法 「みんなと楽しく食べる」「睡眠を改善する」
2023年08月21日
「運動アプリ」がメンタルヘルスも改善 スマホアプリの導入は運動指導で障壁の低い介入に
アルコールと保健指導
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
(木曜日・登録者11,000名)
登録者の内訳(職種)
  • 産業医 3%
  • 保健師 46%
  • 看護師 10%
  • 管理栄養士・栄養士 19%
  • その他 22%
登録はこちら

ページのトップへ戻る トップページへ ▶