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児童虐待を社会全体で解決―11月は児童虐待防止推進月間
2017年11月10日
11月は児童虐待防止推進月間―。厚生労働省は今月、児童虐待問題に対する深い関心と理解を社会全体に広げるため、集中的に広報や啓発活動を行っている。今年の標語は、安間梓さん(愛知県)の作品「いちはやく 知らせる勇気 つなぐ声」で、児童虐待が疑われる場合は、児童相談所全国共通3桁ダイヤル「189(いちはやく)」に電話をするよう呼び掛けている。
ポスターやリーフレット、ふせんなどを作成し、全国の関係機関や団体に配布。リーフレットでは、体罰によらない育児を推進する「子どもを健やかに育むために ~愛の鞭ゼロ作戦~」を紹介し、「爆発寸前のイライラをクールダウン」や「親自身がSOSを出そう」、「子どもの気持ちと行動を分けて考え、育ちを応援」などポイントを絞った広報を行っている。また「乳幼児揺さぶられ症候群」についての解説も加え、赤ちゃんが泣き止まないときの対処法なども分かりやすく伝えている。
期間中は全国の自治体や民間団体でも独自の取り組みを行っており、厚生労働省のHPに紹介されている。このうちNPO法人児童虐待防止全国ネットワークは11月19日、東京都中央区銀座で「子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会」を開く予定。
厚生労働省では「189」ダイヤルが匿名で連絡でき、通報内容の秘密は守られることなどを周知し、地域で孤立している親子や、子どもの養育に拒否や無関心を示す保護者についての情報を求めていきたい考え。
平成29年度「児童虐待防止推進月間」について(厚生労働省)第15回子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会開催のお知らせ(児童虐待防止全国ネットワーク)
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