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大雨の「危険度分布」をスマホの位置情報でスピーディーに表示~気象庁

 気象庁は洪水や土砂災害など、雨による災害発生による危険度をweb上の地図に表示する「危険度分布」情報を提供している。8月中旬(予定)からは、よりスピーディーに情報を取得できるよう、スマートフォンなどの位置情報機能を活用し、自分がいる場所の危険度分布がワンタッチで表示できるようになる。

 大雨による土砂災害や洪水、浸水被害が相次ぐ中、気象庁では著名な気象予報士を起用したポスターを作製するなどして、「危険度分布」を活用して住民一人一人が自主的に避難行動を取るよう啓発を行っている。

 たとえば洪水警報の危険度分布では、中小河川の洪水災害発生の危険度の高まりを5段階に色分けして表示。避難にかかる時間も考慮して3時間先まで予測値を用いて色分けしており、どのエリアで危険度が高まっているかが把握しやすい。情報は10分ごとに更新されている。

 一方、これまでスマートフォン等で「危険度分布」を表示し、自分のいる場所の情報を見たいときは「現在位置取得」ボタンを押す必要があった。8月中旬以降の改善後は、位置情報機能を活用し、「危険度分布」のページを表示すると同時に、自動で自分のいる場所の危険度が表示されるようになる。

 位置情報が利用できないパソコンなどで表示するときは、都道府県別のURLが用意されており、必要に応じて「お気に入り」に登録すれば情報を素早く得られるようになる。

 スマートフォンの位置情報を活用した情報表示は今後、「雨雲の動き」や「今後の雨」についての情報も改善を実施していくという。

報道発表:自分のいる場所の「危険度分布」をワンタッチで表示~災害から自分や大切な人の命を守るため「危険度分布」の活用を~
[yoshioka]
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