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風しんの今年の累計患者数1000人突破、いまだ増加中
2019年04月26日
国立感染症研究所はこのほど、4月7日までの1週間で71人が風しんと診断されたとの報告を受け、今年に入ってからの累積患者報告数が1202人になったと公表した。
2013年を中心に大流行したときと増加のペースが似通っており、各自治体や関係省庁では抗体検査や予防接種をうながすなど注意を呼び掛けている。

定期接種の機会を持てていない年代も
風しんは、ワクチンを接種すれば95%以上の確率で、免疫を獲得できると言われる。
日本では、先天性風しん症候群の発生を目的に、中学生の女子のみが定期接種の対象であった時期(1962年4月2日~1979年4月1日生まれ)があり、また男女ともに、中学生時での定期接種が開始されても、個別接種であったため接種率が低い年代(1979年4月2日~1987年10月1日生まれ)もある。
その後は男女ともに幼児期での定期接種が始まり、2000年4月2日以降は2回接種となった。2006年度からは、麻疹風疹混合(MR)ワクチンが定期接種に導入され、1歳と小学校入学前1年間の幼児の2回接種になっている。

抗体検査&予防接種を受けられるクーポン券
結果、4月10日までの集計で2019年の患者報告数は男性が943人、女性が259人となっており、30代から50代までの男性、特に40-44歳、45-49歳の男性が際立って多い。
2017年度感染症流行予測調査における抗体保有率でも、30代後半から50代前半の男性で低くなっていることが分かる。

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