ニュース

「患者さんのための乳がん診療ガイドライン」を3年ぶりに改訂(日本乳癌学会)

1.jpg
 日本乳癌学会はこのほど「患者さんのための乳がん診療ガイドライン」(金原出版)を3年ぶりに改訂し、2019年版として発行した。乳がん治療の現状を反映し、2016年版を改訂したもので、患者に理解を深めてもらうことが目的。

2019年版のポイント
 今回の改訂では、医師向けの『乳癌診療ガイドライン2018年版』と、日本における診療の現状が反映された。

 患者が納得のうえで治療を受けるには、患者自身も標準治療や治療方法について正しく理解し、医師と相談しながら自分に合う治療を選択することが重要として、患者やその家族向けに分かりやすく情報がまとめられている。

 同書は「原因と予防について」、「乳がん検診と診断の進め方」、「乳がんと診断されたら」、「治療を受けるにあたって」などの章で構成。章ごとにさらに細かく分類し、全64項目にわたってQ&A方式で説明している。

2.jpg

 「原因と予防について」の章では乳がん発症リスクに関する項目などを分かりやすく掲載。遺伝性乳がん卵巣がん症候群に関連するBRCA遺伝学的検査の重要性について、国内の現状もふまえて解説している。

 また「治療を受けるにあたって」の章では「腋窩(えきか)リンパ節郭清(かくせい)」の必要性、乳房温存手術後の放射線療法について説明。仕事と治療の両立や経済的負担についても触れ、患者の負担を少しでも減らすヒントを伝えている。

 ほかにも「薬物療法について」の章では、従来の抗がん薬やホルモン療法薬に加えて、ある特定の分子の機能を制御する分子標的治療薬について解説。患者の病状や生活に配慮し、最適な医療を選択できるよう、さまざまな角度から情報を掲載している。B5判、240ページ、2,300円(税別)。

[yoshioka]

「がん」に関するニュース

2021年05月26日
2021年度版【保健指導アトラス】を公開!保健指導に携わる人が知っておきたい法律・制度
2021年04月13日
「腸内環境」が高齢化すると生活習慣病に関連する代謝物が増える 「腸内細菌叢」を若く保ち加齢疾患のリスクを低下
2021年04月12日
【子宮頸がんを予防する日】予防ワクチンの接種を受ければ9割の感染を防げる 定期的な検診で女性の未来を守れる
2021年04月06日
玄米や麦ごはんなどの「全粒穀物」が心臓病や脳卒中のリスクを低下 「超加工食品」の食べ過ぎにも注意
2021年03月23日
【新型コロナ】コロナ渦でも楽しく運動を スポーツ庁が「オリジナル運動コンテンツ紹介サイト」を公開
2021年03月09日
野菜3皿、果物2皿を毎日食べるともっとも健康的 食べ過ぎに注意が必要な野菜も判明 10万人を調査
2021年03月02日
女性が多量飲酒をすると乳がんリスクが1.7倍に上昇 女性ホルモンが影響か 日本人女性16万人対象の大規模調査
2021年02月24日
健康寿命を伸ばすための10の方法 横断的根拠にもとづき具体的にアドバイス 国立医療研究センター6機関が提言
2021年02月10日
「がんになっても笑顔で暮らせる社会」 がんサバイバーのためのプロジェクト「LAVENDER RING」 206人の向き合い方をフォトブックに
2021年02月09日
がん治療と仕事を両立する「がんサバイバー労働者」 働けていることに幸福感 就労復帰後も健康感などを向上させるサポートが必要
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
  • 週1回配信(毎週木曜日)
  • 登録者数 11,068 人(2021年09月現在)
登録者の内訳(職種)
  • 産業医 2.7%
  • 保健師 44.8%
  • 看護師 10.8%
  • 管理栄養士・栄養士 19.8%
  • その他 22%
登録はこちら ▶
ページのトップへ戻る トップページへ ▶