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【健やか21】「保育園等における窒息や誤飲に関する事故防止対策の重要性」 レポートを公開

 「健やか親子21(第2次)ホームページ」より、専門職向けの学校保健・母子保健に関する最新情報をピックアップしてお届けします。
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「保育園等における窒息や誤飲に関する事故防止対策の重要性」レポートを公開
 消費者庁では、平成 29 年度に徳島県内の0~6歳児の保護者又はこれから保護者になる方や保育士へのアンケート調査を行い、事故防止に向けた保護者等の知識、意識及び行動を把握するとともに、関係機関等で実施されている取組についてアンケートやヒアリングを行いました。

 このたび、「保育園等における窒息や誤飲に関する事故防止対策の重要性―「保育士アンケート」結果から―」としてレポートを公開。特に、いざ発生すると短時間で重篤な症状となる可能性がある窒息誤飲事故についてまとめており、下記5点がポイントとなります。

【ポイント】
・保育士が保育中に、子どもの窒息や誤飲に関するヒヤリ・ハットを経験したことがあると回答した割合は約3割。
・保育園等では事故防止対策が講じられているが、外部情報の収集や共有、子どもへの安全教育に関して不十分な面がみられる。
・応急手当方法の研修経験に関して、心肺蘇生法と AED は8割以上が実技訓練の経験があるのに対し、窒息や誤飲の対処法は実技訓練の経験割合が低いことが分かった。
・保護者からは、保育園等からの事故防止に関する情報提供が期待されている。
・外部からの情報に対してアンテナを張り、発信者となる保育関係者の知識をより深めていくことが事故防止につながると考えられる。

 "まさか"と思っていても身近で発生する可能性がある子どもの事故。防止策を正しく知っていれば防げることもあります。子どもたちの安全のためにもぜひご覧ください。

詳細はこちら≫
保育園等における窒息や誤飲に関する事故防止対策の重要性―「保育士アンケート」結果から―(消費者庁/2020年6月17日)

最新トピックス・イベント(2020年6月18日更新)
・「子どもの事故防止プロジェクト・レポート」の掲載について(消費者庁)
・地方自治体における少子化対策の取組状況に関する調査 【全体版】の公開について(内閣府)
・「新型コロナウイルス感染症に関する母性健康管理措置による休暇取得支援助成金」の創設について(厚生労働省)
・「『ダメ。ゼッタイ。』普及運動」の6月20日からの実施について(厚生労働省)
・ウェブ版国民生活『2020年6月号【No.94】特集 子どもの事故防止を考える』の公開について(国民生活センター)
・「教育活動の実施等に関するQ&A」の更新について(文部科学省)
・事務連絡「学校等欠席者・感染症情報システムの加入について」の掲載について(文部科学省)
・平成31年度「少子化・人口減少社会に対応した活力ある学校教育推進事業」のとりまとめの掲載について(厚生労働省)
・「熱中症警戒アラート(試行)」の開始について(気象庁)
・「コロナ×こどもアンケートその2」協力者(7~17歳)の募集について(国立成育医療研究センター)
・「低年齢でのスイミングスクールへの参加は その後の喘鳴(ゼーゼー)や鼻炎に対して予防や治療効果なし ~アレルギーの予防や治療を目的とした過度な推奨へは注意が必要~」の掲載について(国立成育医療研究センター)
・子ども安全メール「Vol.507 歯磨き中の歯ブラシでの喉突き等の事故に注意!」の掲載について(消費者庁)
・「乳幼児のマスク着用の考え方」の掲載について(日本小児科学会)
・新型コロナウイルス感染症流行時における小児への予防接種について(日本小児科学会)
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と早期母子接触・授乳に関する情報の紹介について(日本母乳の会)

※詳しい情報は、健やか親子21(第2次)ホームページを参照。

「健やか親子21」とは?母子の健康水準を向上のための国民運動計画

 「健やか親子21」は、平成13年から始まった母子の健康水準を向上させるための様々な取組を、みんなで推進する国民運動計画。

 平成27年度からは、現状の課題を踏まえ新たな計画(~平成36年度)が始まりました。

 「健やか親子21(第2次)ホームページ」は、情報収集や情報を共有することによる交流・連携ができる有用なツールとして、様々な活動に役立つことが目的。

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