ニュース

令和元年度の医療費 昨年の2.4%増で過去最高を更新

 厚生労働省はこのほど、令和元年度「医療費の動向」を公表した。労災や全額自費などの費用を含まない概算医療費のこと。医療機関などで傷病の治療にかかった費用全体の推計値「国民医療費」の約98%に相当する。

 令和元年度の医療費は前年比1兆円増の43.6兆円で過去最高を更新した。伸び率は2.44%だった。

 令和元年度の医療費総計43.6兆円のうち、医療保険適用の75歳以上は17兆円で全体の39%を占めた。同じく保険適用の75歳未満は24.4兆円で、生活保護などの公費負担のみが2.2兆円だった。

 1人あたりの医療費は34.5万円で、昨年比2.6%の増加。世代別に見ると75歳以上が95.2万円で前年度比1.3万円ふえている。75歳未満は22.6万円で同4千円の増加。

 医療費の伸び率は対前年度比で2.4%の増加となった。診療種別で見ると入院・入院外が共に2.0%、歯科が1.9%、調剤が3.6%増えている。

 一方、受診延べ日数は対前年比0.8日の減少で、内訳を見ると入院が0.3日、入院外が1.4日減った。1日あたりの医療費の伸び率は3.2%の増加で、入院が2.3%、入院外が3.5%、歯科が1.7%、調剤が3.7%増えた。

[yoshioka]