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【健やか21】乳幼児のアレルギー症状・疾患の実態や推移が明らかに―全国約10万人、初の大規模調査(国立成育医療研究センター)
2020年11月26日

全国約10万人、初めての全国レベルでの大規模追跡調査
子どもの健康と環境に関する全国調査(以下、エコチル調査)のメディカルサポートセンターである国立成育医療研究センターの研究チームは、全国約10万人のデータを用いて妊娠中から3歳児までを追跡調査し、アレルギー疾患・症状の実態や推移、アレルギーマーチ(アレルギー疾患・症状の併存)を明らかにしました。全国レベルでの大規模な調査は今回が初めてです。
本調査の結果、即時型食物アレルギー(原因となる食物を食べてすぐに症状が現れる)は1歳時7.6%、2歳時6.7%、3歳時4.9%と多くの子どもに認められました。近年増加報告ある消化管アレルギーは1歳半までに1.4%の子どもで認められ、原因食物は鶏卵、牛乳、小麦の順に多いことがわかりました。
なお、16.8%の保護者が1歳時に「湿疹あり」と回答しているにもかかわらず、4.0%のみが医師にアトピー性皮膚炎と診断されるに留まっており、本当はアトピー性皮膚炎があるはずが、過小診断されている可能性があると、調査結果で指摘されています。
アレルギー症状はさまざまなパターンで併存しており、複数のアレルギー疾患を持つ子どももたくさんいます。さらに年齢ごとにパターンが異なることから、個人個人の症状を詳細かつ的確に把握し、適切に処置することが求められるとのことです。
【詳細はこちら】◆プレスリリース「全国約10万人、初めての全国レベルでの大規模追跡調査で 乳幼児のアレルギー症状・疾患の実態や推移が明らかに」の掲載について(国立成育医療研究センター)
最新トピックス・イベント(2020年11月26日更新)
・【新型コロナと子どものストレス】冬を迎える前に、ストレスコーピングの公開について(国立成育医療研究センター)・「第9回健康寿命をのばそう!アワード<母子保健分野><介護予防・高齢者生活支援分野>」表彰式の実施について(厚生労働省)
・「不妊に悩む方への特定治療支援事業」における指定医療機関リストの公表について(厚生労働省)
・令和2年版犯罪白書の公表について(法務省)
・ターゲット別(お子さんを持つ御家族など)運動・スポーツ実施啓発リーフレットの作成について(文部科学省)
・第8回21世紀成年者縦断調査(平成24年成年者)の概況の公表について(厚生労働省)
・子ども家庭福祉に関し専門的な知識・技術を必要とする支援を行う者の資格の在り方その他資質の向上策に関するワーキンググループ(第8回)資料の掲載について(厚生労働省)
・政府インターネットテレビ「霞が関情報チェック~乳幼児突然死症候群(SIDS)対策」の公開について(内閣府)
・埼玉県ケアラー支援計画のためのヤングケアラー実態調査結果の公表について(埼玉県)
・子ども安全メール「Vol.531 オンラインでおもちゃを買うとき、どんなことに注意していますか?」の掲載について(消費者庁)
・記者会見「児童相談所の体制強化・運用改善等について」の資料と内容の公表について(兵庫県明石市)
・【新型コロナと子どものストレス】「セルフアドボカシー ってなあに?」の公開について(国立成育医療研究センター)
・『佐賀県と連携協定を締結〜「家族を話そう」を合言葉に、行政とのパートナーシップ開始〜』の掲載について(コネヒト株式会社) ※詳しい情報は、健やか親子21(第2次)ホームページを参照。
「健やか親子21」とは?母子の健康水準を向上のための国民運動計画
「健やか親子21」は、平成13年から始まった母子の健康水準を向上させるための様々な取組を、みんなで推進する国民運動計画。
平成27年度からは、現状の課題を踏まえ新たな計画(~平成36年度)が始まりました。
「健やか親子21(第2次)ホームページ」は、情報収集や情報を共有することによる交流・連携ができる有用なツールとして、様々な活動に役立つことが目的。
健やか親子21(第2次)ホームページトピックス一覧
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