ニュース

「健康経営銘柄2022」「健康経営優良法人2022」の申請受付中!令和3年度の調査に反映されるポイントをご紹介

 経済産業省が推進する健康経営銘柄と健康経営優良法人の申請受付が行われている。

 健康経営銘柄と健康経営優良法人(大規模法人部門)の選定・認定に必要な健康経営度調査の回答期間は10月25日まで。

 従業員の健康保持・増進に取り組み、業績や企業価値の向上につなげる「健康経営」は企業にとって必須の戦略となりつつある。またESG投資が拡大しており、健康経営優良法人に注目する機関投資家も増えているとされる。

 そのような中、経済産業省では健康経営度調査を実施し、法人の健康経営の取り組み状況と経年での変化を分析。結果から「健康経営銘柄」の選定と「健康経営優良法人」の認定を行っている。

 健康経営銘柄は東京証券取引所の上場企業のうち、特に優れた健康経営を実施している企業を選定して投資家に紹介するもので、前回は48社が選定されている。

 また経済産業省が設計し、日本健康会議が認定している健康経営優良法人は大規模法人部門と、中小企業法人部門のそれぞれで選定。大規模法人部門の上位法人は「ホワイト500」、中小企業法人部門の上位法人は「ブライト500」として認定される。前回は大規模法人部門に1794法人、中小規模法人部門に7933法人が選ばれている(9月1日現在)。

 健康経営銘柄と健康優良法人(大規模法人部門)の選定・認定を受けるためには、健康経営度調査に回答する必要がある。令和3年度の調査では、新たに下記3つの施策が結果に反映されることとなった。

 1. 情報開示の促進
 2. 業務パフォーマンスの評価・分析
 3. スコープの拡大

 このうち「1. 情報開示の促進」では、フィードバックシートなど評価結果の開示をホワイト500の必須条件とするほか、健診受診率や喫煙率など定量的な指標の開示状況を問う。

 また「3. スコープの拡大」では、取引先の健康経営をいかに支援しているか、社会全体の健康への寄与はどうかを聞く。健康経営のスコープ(範囲)を自社だけではなく、サプライチェーンや社会全体に広げる動きを促進するのが目的。

 中小規模法人部門の健康優良法人認定も、11月1日まで申請が受け付けられている。いずれも選定・認定時期は2022年3月ごろの予定。

[yoshioka]
side_メルマガバナー

「産業保健」に関するニュース

2024年04月30日
タバコは歯を失う原因に 認知症リスクも上昇 禁煙すれば歯を守れて認知症も予防できる可能性が
2024年04月25日
厚労省「地域・職域連携ポータルサイト」を開設
人生100年時代を迎え、保健事業の継続性は不可欠
2024年04月23日
生鮮食料品店が近くにある高齢者は介護費用が低くなる 自然に健康になれる環境づくりが大切
2024年04月22日
運動が心血管疾患リスクを23%低下 ストレス耐性も高められる 毎日11分間のウォーキングでも効果が
2024年04月22日
職場や家庭で怒りを爆発させても得はない 怒りを効果的に抑える2つの方法 「アンガーマネジメント」のすすめ
2024年04月22日
【更年期障害の最新情報】更年期は健康な老化の入り口 必要な治療を受けられることが望ましい
2024年04月22日
【肺がん】進行した人は「健診やがん検診を受けていれば良かった」と後悔 早期発見できた人は生存率が高い
2024年04月16日
塩分のとりすぎが高血圧や肥満の原因に 代替塩を使うと高血圧リスクは40%減少 日本人の減塩は優先課題
2024年04月16日
座ったままの時間が長いと肥満や死亡のリスクが上昇 ウォーキングなどの運動は夕方に行うと効果的
2024年04月15日
血圧が少し高いだけで脳・心血管疾患のリスクは2倍に上昇 日本の労働者8万人超を調査 早い段階の保健指導が必要
アルコールと保健指導
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
(木曜日・登録者11,000名)
登録者の内訳(職種)
  • 産業医 3%
  • 保健師 46%
  • 看護師 10%
  • 管理栄養士・栄養士 19%
  • その他 22%
登録はこちら

ページのトップへ戻る トップページへ ▶