脳卒中や心臓病の予防のために生活改善をはじめた人が半数近く 発症したら働き続けられる職場環境がない? 内閣府調査
3分の2の人は生活習慣の改善を「すでにはじめている」「やるつもり」
内閣府は、「脳卒中や心臓病等に関する世論調査」の結果を発表した。調査は、全国の18歳以上の日本人3,000人を対象に、2024年7月~9月に実施したもの。 その結果、「脳卒中や心臓病などの予防のために、生活習慣の改善をしようと思っていますか?」という問いに対して、「すでに改善をはじめている」と答えた人が45%、「改善をしようと思っている」という人が21%に上った。 脳卒中や心臓病などの予防のために、ふだんの生活で心がけていることは、「野菜をたくさん食べる」(55%)、「体を動かす」(49%)、「食塩をとりすぎない」(49%)、「睡眠を十分にとる」(38%)、「糖分をとりすぎない」(37%)が多かった。生活習慣の改善に取り組めない人の理由は?
一方で、「生活習慣を改善しようと思っていない」という人も32%に上った。その理由は、「病気の自覚症状がない」(52%)、「時間的なゆとりがない」(30%)、「経済的なゆとりがない」(23%)、「ストレスになる」(22%)が多かった。 脳卒中や心臓病は、日本人の死因の上位に入っていて、後遺症を残すことが少なくなく、合併症を有することもあり深刻だ。 脳卒中や心臓病などの主な危険因子として、高血圧症、脂質異常症、糖尿病、心房細動などの不整脈、慢性腎臓病などがある。 「予防を目的として病院を選ぶ際、どこから情報を入手しますか?」という問いに対しては、「かかりつけ医からの紹介」「病院のホームページ」「家族・友人・知人からの紹介」と答えた人が多かった。脳卒中や心臓病を発症すると働き続けるのは難しくなる?
一方で調査では、脳卒中について「現代の日本の社会が、発症した後にも働き続けられる環境だと思いますか?」という問いに対して、77%が「そう思わない」と答えた。 働き続けることを難しくさせている理由は、「後遺症のために日常生活における動作などが変化したことに対する職場の環境が整っていない」(76%)、「仕事との両立が体力的に困難」(55%)、「精神的に困難」(50%)が多かった。 心臓病についても、「発症した後にも働き続けられる環境だと思わない」という人が68%に上った。 働き続けることを難しくさせている理由は、「身体に過度な負担がかからないような業務への配置転換が難しい」(61%)、「仕事との両立が体力的に困難」(60%)、「精神的に困難」(53%)が多かった。30代から70代の就業者1000人を対象に勤労に関する意識・健康調査を実施 (オムロン ヘルスケア 2024年11月22日)
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