オピニオン/保健指導あれこれ
禁煙指導

職域の「禁煙」を確実に進めるために ―「喫煙」対策の最新情報と「禁煙」の実践紹介―

産業医科大学 産業生態科学研究所 教授
大和 浩

 2003年に制定された「健康増進法」では、公共空間や事務室等での受動喫煙を防止することが求められ、『職場における喫煙対策のための新ガイドライン』では「一定の要件を満たす喫煙室」を設置することが推奨されました。
 そして、2020年に施行された「改正健康増進法」により、現在では「望まない受動喫煙をなくす」ことがすべての国民に求められています。

 本連載では、喫煙・禁煙に関する最新情報や、屋内に「喫煙専用室」や屋外に喫煙コーナーを残すことの問題点、喫煙者ゼロを目指す意義などを解説し、職域で完全に禁煙を達成するための事例や実践を紹介します。

プロフィール

  • 大和 浩
  • 大和 浩
    産業医科大学 産業生態科学研究所 教授

    産業医科大学 産業生態科学研究所 健康開発科学研究室 教授
    医学博士、労働衛生コンサルタント、日本産業衛生学会指導医
    3男2女
    心の師:アントニオ猪木
    座右の銘:迷わずゆけよ、ゆけばわかる

    経 歴

    昭和35(1960)年、生まれ
    昭和61(1986)年、産業医科大学卒業
    平成18(2006)年、現 職
    専 門:タバコ対策

    浪人時代に喫煙を始め、7回の禁煙に失敗し、8回目の禁煙を26年間継続中。「ニコチン依存症」から「タバコ対策依存症」となり、日本の空気の改善をライフワークとして発信中。
    ▶ウェブサイト(http://www.tobacco-control.jp/)はこちら

    研究内容

    ・職域の包括的な喫煙対策
    (建物内・敷地内禁煙、勤務日の禁煙、三次喫煙、禁煙治療)
    ・医・歯学部、官公庁の敷地内禁煙化
    ・飲食店や清掃業者の職業的な受動喫煙の防止
    ・多忙な勤労者が運動習慣を獲得・維持する職場環境と指導法


    アントニオ猪木の引退セレモニーのガウン(レプリカ)で
    「いち、にぃ、さん、ダァ〜!」

アルコールと保健指導
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