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70代の4割に週2日以上の運動習慣 生活習慣の改善に対する意識は「二極化」ー健保連『特定健診の問診回答に関する調査』

 健康保険組合連合会(健保連)はこのほど、令和4年度 特定健診の「問診回答」に関する調査結果をまとめ、公表した。

 結果からは喫煙や飲酒、運動などの生活習慣、服薬や睡眠などの状況、保健指導に対する考え方などが垣間見られる。

喫煙が習慣化している男性は女性の約3倍多い
 調査結果は、健保連における令和4年度の特定健診受診者400万6,893人(496組合)の特定健診データから、問診票22項目の回答状況をとりまとめたもの。

 このうち、いくつかの項目をピックアップして紹介する。

 「コレステロールや中性脂肪を下げる薬」を使用している人の割合は男性13.7%、女性が10.4%。いずれも年齢層が上がるにつれて割合は増えていた。たとえば男性は50-54歳が12.9%だったが、70-74歳は28.9%。女性の50-54歳は7.7%だったが、70-74歳では35.4%と男性を上回る割合の高さだった。

 「たばこを習慣的に吸っている」人の割合は男性31.4%、女性10.4%と男性の方が3倍近く多い。年齢階級別で最も多いのは、男性が40-44歳と45-49歳でそれぞれ34%、女性が45-49歳で11.3%。70-74歳の割合は男性が17.1%、女性が6.2%だった。

 「1日30分以上、軽く汗をかく運動を週2日以上、1年以上実施している」人の割合は男性が27.9%、女性が19.9%。男女ともに年齢層が上がるにつれて割合は高くなり、70-74歳では男性が44.4%、女性が39.4%と高い割合を占めた。

 「飲酒日の1日当たりの飲酒量」では、男女ともに「1合未満」と答えた人の割合が最も多かった。たとえば男性は「1合未満」が42.6%、「1~2 合未満」が34.1%、「2~3 合未満」が17.4%、「3 合以上」が6.0%。

 一方の女性は、72%が「1合未満」で、男性に比べて飲酒量の少なさが目立った。また「3合以上」の割合は男女ともに40-44歳と45-49歳が最も高かった。

 「睡眠で休養が十分とれている」人の割合は男性が65.1%、女性が60.9%。男女ともに年齢層が上がるにつれて、割合が向上。最も高い割合を示した70-74歳では、男性が78.2%、女性が72.2%にのぼった。最も低い割合だったのは55-59歳の女性で57.9%。

「生活習慣の改善」70代では二極化

 「運動や食生活の生活習慣を改善してみようと思いますか」という設問については、男性の29.6%、女性の24.2%が「すでに改善に取り組んでいる」と答えた。一方、「改善するつもりはない」と答えた人は、男性が26.7%、女性が20.9%。

 70-74歳においては、「改善するつもりはない」人が男性で31.9%だったが、「すでに改善に取り組んでいる」人が34.5%いるという状況で、二極化が進む。女性も同様の傾向が見られた。

 「生活習慣の改善について保健指導を受ける機会があれば利用しますか」の設問について「はい」と答えた男性は27%、女性は33.2%。年齢階級別では男女いずれも70-74歳で「はい」と答えた人の割合が高かった。

令和4年度 特定健診の「問診回答」に関する調査(健康保険組合連合会)

[yoshioka]