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ゆっくり良く噛んで食べると太りにくい 消費エネルギーが増加
2014年05月15日

肥満や過体重を予防するためのシンプルな方法がある。それは「食物をゆっくりとよく噛んで食べること」だ。よく噛んで食事に時間をかけることで、消費エネルギーを増やすことができる。
ゆっくり食べるとエネルギー消費量が増加
急いで食べる時に比べ、ゆっくり食べる方が食後のエネルギー消費量が増えることが、東京工業大学大学院社会理工学研究科の林直亨教授らの研究で明らかになった。研究は、欧州肥満学会誌に発表された。
研究チームは10人の被験者を対象に、食事で噛む速度と食後のエネルギー消費量(食事誘発性体熱産生)の関連を調べた。
被験者に300kcalのブロック状の食品を食べてもらった。できるだけ急いで食べると、食後90分間のエネルギー消費量は体重1kg当り平均7calだった。
一方、よく噛んで食べたときには、エネルギー消費量は体重1kg当り平均180calに増えた。急いで食べるよりも、よく噛んでゆっくり食べた方がエネルギー消費量を大幅に増やせることが判明した。

東京工業大学大学院 社会理工学研究科 人間行動システム専攻
The number of chews and meal duration affect diet-induced thermogenesis and splanchnic circulation(Obesity, Volume 22, Issue 5, pages E62-E69, May 2014)
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