ニュース

全国の母子保健事業を集約 ~健やか親子21(第2次)取り組みのDB

 平成27年4月から母子保健の国民運動「健やか親子21(第2次)」が開始されたことに伴い、第1次で運用されていた「取り組みのデータベース」も新設され、すでに多くの自治体から1,000件以上の登録が行われている。データベースでは全国の自治体などによる母子保健に関する事業の実施情報が検索・閲覧できるので、新規事業の企画や既存事業の見直しを行う際の手助けになるだろう。

 「取り組みのデータベース」は「健やか親子21(第2次)」の課題に関する各種事業などの情報を検索できるシステムで、第1次から山梨大学大学院総合研究部医学域社会医学講座が運用している。

 自治体や団体の担当者が自ら事業を登録・修正できるのが特徴で、検索者はキーワードや詳細な項目別に探したい事業内容を閲覧できる。

 登録は市町村(保健センター等)、 都道府県本庁、都道府県保健所、政令市・特別区(本庁・保健所等) のほか、「その他」として各種団体も可能。初回に団体の情報を登録すると専用のパスワードが配布され、次回登録時からは団体情報の入力が不要になる。登録した情報は山梨大学大学院総合研究部医学域社会医学講座で内容確認、承認を行ったあと公開されている。

 登録件数は2016年1月17日現在で1,046件。詳細検索では「事業課題」や「提案者」、「事業のねらい・目標区分」、「協力機関」など細かな設定で情報を探せるほか、フリーワードで検索することもできる。そのため、たとえば「1歳」や「虐待防止」、「フッ素」など具体的な言葉で検索し、全国で行われている事例を参考にすることも可能。

 都道府県別の登録数で見ると、最も多いのが千葉県で165件、次いで北海道の135件、茨城県の86件(2016年1月17日現在)。第1次では5,000件以上の登録があったことから、今後さらなる情報の登録が期待されている。なお健やか親子21(第1次)の期間中に登録された情報も別ページにて引き続き閲覧できる。

健やか親子21(第2次)公式ホームページ
健やか親子21(第2次)取り組みのデータベース(検索ページ)
健やか親子21(第2次)取り組みのデータベース(登録ページ)
健やか親子21(第1次)取り組みのデータベース
[yoshioka]
side_メルマガバナー

「地域保健」に関するニュース

2024年04月30日
タバコは歯を失う原因に 認知症リスクも上昇 禁煙すれば歯を守れて認知症も予防できる可能性が
2024年04月25日
厚労省「地域・職域連携ポータルサイト」を開設
人生100年時代を迎え、保健事業の継続性は不可欠
2024年04月23日
生鮮食料品店が近くにある高齢者は介護費用が低くなる 自然に健康になれる環境づくりが大切
2024年04月22日
運動が心血管疾患リスクを23%低下 ストレス耐性も高められる 毎日11分間のウォーキングでも効果が
2024年04月22日
職場や家庭で怒りを爆発させても得はない 怒りを効果的に抑える2つの方法 「アンガーマネジメント」のすすめ
2024年04月22日
【更年期障害の最新情報】更年期は健康な老化の入り口 必要な治療を受けられることが望ましい
2024年04月22日
【肺がん】進行した人は「健診やがん検診を受けていれば良かった」と後悔 早期発見できた人は生存率が高い
2024年04月18日
人口10万人あたりの「常勤保健師の配置状況」最多は島根県 「令和4年度地域保健・健康増進事業の報告」より
2024年04月18日
健康診査の受診者数が回復 前年比で約4,200人増加 「地域保健・健康増進事業の報告」より
2024年04月16日
塩分のとりすぎが高血圧や肥満の原因に 代替塩を使うと高血圧リスクは40%減少 日本人の減塩は優先課題
アルコールと保健指導
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
(木曜日・登録者11,000名)
登録者の内訳(職種)
  • 産業医 3%
  • 保健師 46%
  • 看護師 10%
  • 管理栄養士・栄養士 19%
  • その他 22%
登録はこちら

ページのトップへ戻る トップページへ ▶