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【連載更新】健康寿命の延伸の実現(介護予防)と健康運動看護師の役割
2016年01月18日
連載「健康運動看護師とは -看護職だからできる健康運動の実践指導-」(鶴田 来美/宮崎大学医学部看護学科 地域・精神看護学講座教授)の第3回を公開しました。
No.3 健康寿命の延伸の実現(介護予防)と健康運動看護師の役割
介護予防と運動
厚生労働省は、いわゆる"団塊の世代"が75歳以上となる2025年に向け、「日本再興戦略」(2013年6月策定)と「健康・医療戦略」(同)を踏まえ、『国民の健康寿命が延伸する社会』を構築し、予防や健康管理に係る具体的な取組みを進めようとしています。
「健康寿命」は、世界保健機関(WHO)が2000年に提唱したもので、介護を受けたり病気で寝たきりになったりせず、日常生活を健康的に送ることのできる期間のことです。
2000年に策定された「21世紀における国民健康づくり運動(通称:健康日本21)」は、健康寿命を取り上げ、21世紀の我が国を、すべての国民が健やかで心豊かに生活できる活力ある社会とするため、壮年期死亡の減少、健康寿命の延伸及び生活の質の向上を実現することを目的として10年計画で進めてきました。
日常生活に制限のない期間(健康寿命)は、平成22(2010)年時点で男性が70.42 年、女性が73.62 年で、平成13(2001)年から平成22(2010)年までの健康寿命の延び(男性1.02 年、女性0.97 年)は、同期間における平均寿命の延び(男性1.57 年、女性1.46 年)と比べて小さくなっており、平成22(2010)年における平均寿命と健康寿命の差は男女とも平成13(2001)年と比べて広がったことになります。
オピニオン「健康運動看護師とは -看護職だからできる健康運動の実践指導-」
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