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【連載更新】高齢者の看取り ~ヨーロッパの高齢者ケアを参考に
2016年05月19日
連載「地域での看取り」(神山 欣子:看護師、社会福祉士、介護支援専門員、MBA(経営学修士)/栗岡 住子:保健師、産業カウンセラー、MBA、博士(医学))の第4回を公開しました。
No.4 高齢者の看取り
近年、日本の平均寿命が延び、「人生90年」を想定した、生活設計が必要とされています。それぞれのライフステージを自分らしく満足に生きることは大切ですが、高齢期になると判断や選択が難しくなることが予測されます。とりわけ終末期のあり方や過ごし方はこれまでの日本の家族主義的な考え方だけでは解決できないのではないかと感じます。ヨーロッパの高齢者ケアを参考にあるべき姿を考えてみたいと思います。
1. 高齢者の終末期の医療およびケア
日本老年医学会では、「終末期」を「病状が不可逆的かつ進行性で、その時代に可能な限りの治療によっても病状の好転や進行の阻止が期待できなくなり、近い将来の死が不可避となった状態」と定義しています。また、全ての人は、人生の最終局面である「死」を迎える際に、個々の価値観や思想・信条・信仰を十分に尊重した「最善の医療およびケア」を受ける権利を有すると立場表明しています。
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