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【連載更新】No.3 診断治療が仕事に及ぼす影響や両立の工夫について

 連載「病気になっても仕事を続けるための支援」(荒木 葉子/荒木労働衛生コンサルタント事務所 所長)を更新しました。
 厚生労働省「治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン」をベースに、病気になっても仕事を続けるための支援法を考えていきましょう。
 No.3 診断治療が仕事に及ぼす影響や両立の工夫について

 ―本人の価値観や病気の現実を把握する―

がんと診断されたとき、これからの診断や治療について主治医から説明を受けます。

 特に最初にがんと診断されたときは、聞きなれない専門用語や不安感などで、本人が治療計画を十分理解できていないことがあります。

 また、緊急度が高く治療が優先される場合、病気によっては予想が難しい場合、予後が不良と考えられる場合、本人に全てを伝えていない場合、など様々な場合があります。

 産業保健職は、そうした事情を考慮しつつ、本人が把握している内容を確認し、診断や治療のスケジュールを把握し、就業に及ぼすと考えられる影響を整理し、その対応を検討します。

 人によって価値観は異なり、また、病気のステージによっても価値観は変化します。必ずしも仕事と治療の両立が可能でない場合や本人の価値観が仕事以外にある場合もありますから、本人の価値観や病気の現実を把握して、必要な支援をしていきましょう。

「病気になっても仕事を続けるための支援」

[保健指導リソースガイド編集部]
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