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eラーニングで禁煙治療・禁煙支援のための指導者トレーニングを開講
2016年12月16日
医師と歯科医師の広範な連携で、国民の健康をタバコの害から守ることを目的に活動している日本禁煙推進医師歯科医師連盟(会長:齋藤麗子・十文字学園女子大学教授)は12月から2月にかけて、eラーニングによる禁煙治療・禁煙支援のための指導者トレーニングを開講している。
2014年の第3回「健康寿命をのばそう!アワード」で厚生労働省健康局長(団体部門)の優良賞を受賞している。eラーニング形式のプログラムのため、職場や家庭のパソコンを使い、自分のペースで学習できるのが特徴。以下の3つのコースが開発されている。
禁煙治療版:禁煙外来での禁煙治療の方法を学習する。対象は医師やコメディカル、学習時間の目安は10から12時間
禁煙治療導入版:日常診療の場や薬局、薬店での短時間の禁煙の働きかけについて学習する。対象は医師やコメディカル、薬局・薬店の薬剤師。学習時間の目安は3から4時間
禁煙支援版:健診等の保険事業の場での禁煙支援の方法を学習する。対象は地域や職域の保健指導者。学習時間の目安は4から5時間
たとえば「禁煙治療版」では、学習目標を「『禁煙治療のための標準手順書』に準拠した禁煙治療の方法を習得すること」と設定。まず導入編として、講義ビデオを視聴して日常診療の場での働きかけについて学んだあと、知識編でテキストとビデオ教材を用いて9つの単元をこなす。最後に実践編として、禁煙治療の専門家と一緒に禁煙治療の事例検討や、患者からの質問に対する回答例について学習。また「バーチャルカウンセリング」も体験し、どのように禁煙治療や禁煙の働きかけを行えばよいのか実践でも身に付ける。
2010年から2013年までの4年間にすべての学習を修了した約1,500人の成果をみると、3つのプログラムのいずれにおいても、禁煙治療や支援に関する知識、態度、自信について優位な上昇がみられたという。
受講資格は、指定された団体で勤務する保健医療従事者や、指定された学会会員などであること(http://www.j-stop.jp/application/jukoushikaku.pdf)で、2017年2月28日までにすべての学習を終了させる意思がある人。定員は1,200人(先着順)で、J-STOPのHPで受け付けられている。
J-STOP(Japan Smoking cessation Training Outreach Project)
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