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東京都がアレルギー疾患に関する専用情報サイトを開設

 東京都はこのほど、アレルギー疾患に関する基礎知識や緊急時の対応、ガイドラインなどについて分かりやすく情報をまとめた『東京都アレルギー情報navi.』を開設した。年々、増加しているアレルギー疾患患者の役に立つ情報を総合的にまとめ、都民はもちろん、保育施設や医療機関に従事する人も活用できる内容になっている。

 平成26年度に東京都が行った「アレルギー疾患に関する3歳児全都調査」では、3歳までに何らかのアレルギー疾患と診断された子どもは約4割に上るというデータもある。特に食物アレルギーは一貫して増加をしている中で、東京都はアレルギー疾患に関するさまざまな情報をまとめたインターネットサイト『東京都アレルギー情報navi.』を開設した。

 『東京都アレルギー情報navi.』では食物アレルギー、小児ぜん息、成人ぜん息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎・花粉症、といった疾患ごとに情報を掲載。基礎知識や対応策に加え、よくある質問や、これまでに出されている関連資料も閲覧できるようになっている。

 また講演会などに参加したい、医療機関を探したい、緊急時対応を確認したい、といった目的別でも情報は検索できるようになっている。このうち緊急時の対応では、食物アレルギーの症状が現れたときに適切な措置がとれるよう、フローチャートで説明。緊急性が高いと判断した場合のエビペンの使い方や、救急要請のポイントなども具体的に説明。慌てずに対処できるよう、分かりやすく書かれている。

 また都内で開かれる予定のアレルギー関連の講座や、アレルギー疾患のある人を対象にしたイベントなどの情報も随時、掲載したり、最新の関連情報を紹介したりするなどして、新鮮で分かりやすい情報提供にも努めている。

東京都アレルギー情報navi
[yoshioka]
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