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【連載更新】中小企業の健康経営モデルづくりを目指して(株式会社ヘルス&ライフサポート)
2017年11月17日
連載日本の元気を創生する ‐開業保健師の目指していること‐(一般社団法人 日本開業保健師協会)を更新しました。
第8回目は株式会社ヘルス&ライフサポートの代表取締役・齋藤明子保健師の取組みをNo.8-1 事業所外から中小規模事業場を支援するモデルづくりを目指してとNo.8-2 中小規模事業場の健康経営に開業保健師が如何に寄与できるか挑戦中の2回に分けて、掲載しました。
中小規模事業場の巡回健康相談や24時間の電話相談で見えてきた健康格差から開業保健師へ
(図1)総務省平成26年経済センサス・基礎調査(第8-1表)
私は、臨床と職域看護師を経て、保健師学校に進学。地域保健師を経て大規模事業所に就職しました。40歳で離職後に出会った中小規模事業場の巡回健康相談や24時間の電話相談の仕事を通じて、あまりにも健康格差が大きい現実を目の当たりにし、産業保健のすそ野を拡げたいという思いだけで個人事業主として開業し、一貫して中小規模事業所の産業保健支援を行ってきました。 このオピニオンでは、実際の中小規模事業所産業保健支援の取り組みについてや個人事業主から法人化へ向けた挑戦についてご紹介します。 中小規模事業所は、経営基盤も脆弱であり人的資源も限られています。法的配置義務のある産業医・衛生管理者も未選任、衛生委員会も未開催のところが数多く存在します。平成22年労働安全衛生基礎調査1)によると、50~99人の事業所の産業医選任率は80.9%で、非常勤嘱託で勤務時間も短い(月1回1~2時間程度)のが現状です。法的選任義務のない看護職の雇用は大規模事業所中心で中小では数%です。 ≫No.8-1 事業所外から中小規模事業場を支援するモデルづくりを目指して 続きを読む経営資源である「人」をより健康にしていくことが、企業活力を生む活性化をめざし企業経営を健康面からサポートします
中小規模事業所支援活動20年間の結果、"社員を大事にする企業は成長する"という実感を持ちました。企業の成長とともに社員も成長することが求められます。実例として、100人で受託した事業所が、現在一部上場企業に成長し、国内3拠点、海外5か国で事業展開しています。会社の成長を支援できることは喜びであり、モチベーションにもなります。 経営資源である「人」をより健康にしていくことが、企業活力を生むという経験から、「社員を大事にする企業は成長する」「引き継ぎカンパニーから積み上げカンパニー」をスローガンに、社員の離職防止や、活性化をめざし企業経営を健康面からサポートしています。ただ、産業保健サービスといっても幅が広く、業種、業態により求められる機能も異なります。 ≫No.8-2 中小規模事業場の健康経営に開業保健師が如何に寄与できるか挑戦中 続きを読む オピニオン「日本の元気を創生する ‐開業保健師の目指していること‐」オピニオン トップページ
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