ニュース

「小児のアレルギー疾患 保健指導の手引き」を掲載~アレルギーポータル

 日本アレルギー学会運営のwebサイト「アレルギーポータル」にこのほど、『小児のアレルギー疾患 保健指導の手引き』が掲載された。
 小児のアレルギー疾患について、医療従事者が乳幼児健康検査などで正しい知識に基づいた保健指導が行えるよう、分かりやすくQ&A方式で情報がまとめられている。
小児のアレルギー疾患保健指導の手引き (1).jpg
年代別にQ&A方式で解説
 手引きは、平成30年度厚生労働行政推進調査事業費補助金(厚生労働科学特別研究事業)アレルギー疾患に対する保健指導マニュアル開発のための研究 研究班(研究代表者:足立雄一・富山大学大学院医学薬学研究部小児科学講座)によって作成された。

 国は平成26年に成立したアレルギー疾患対策基本法、平成29年に大臣告示した基本指針をふまえ、アレルギー疾患対策を推進。基本方針では、地方公共団体が行う乳幼児健康診査などの機会で、乳幼児の保護者に適切な情報提供を実施するよう求める、としている。そのため現場で正しい知識に基づいた保健指導が行えるよう手引きが作成された。

 手引きは「妊娠中」、「新生児~離乳食前」、「離乳食~1歳」、「幼児」という年代別に、保護者が不安になったり、疑問に思ったりする内容をQ&A方式で分かりやすく解説。

1.png  また「アレルギー発症予防」、「乳児湿疹/アトピー性皮膚炎」、「食物アレルギー」、「気管支ぜん息」、「アレルギー性鼻結膜炎・花粉症」に加え、「災害対応」についてもカテゴリーを設け、よくある質問と解説を列記している。

現在の研究結果から、正しい知識を
 例えば、妊娠中から1歳ごろまでに多い質問として、「卵など食物アレルギーになりやすいものは妊娠中や授乳中は避けた方がいいでしょうか?」を紹介。

 かつては特定の食物摂取を制限することで子どものアレルギー疾患発症を減らせるのではないかと考えられていたものの、現在は複数の研究結果から発症予防効果がないことが示されている、と解説している。

 さらに、過度な食事制限、また逆に特定の食物の過度な摂取は悪影響を与えるとして、バランスの良い食事をうながすよう説いている。

3.png  ほかにも、ペット飼育や喫煙の影響、スキンケア方法、外用薬の使い方、ダニ対策など、保護者が実際に乳幼児を育てる中で気になっている内容を中心に解説がまとめられ、エビデンスをもとに正しい知識が伝えられるよう工夫されている。

 また「災害対応」では、災害が起きて生活環境が変わることで予想される困難について一覧で表示。アレルギー疾患に応じて考えておくべき災害への備えについて情報をまとめている。

2.png  最後には小児アレルギー疾患に関する保健指導用リーフレットもまとめて掲載。現場指導で活用できるようになっている。

[yoshioka]
side_メルマガバナー

「地域保健」に関するニュース

2025年02月25日
【国際女性デー】女性と男性はストレスに対する反応が違う メンタルヘルス対策では性差も考慮したアプローチを
2025年02月25日
【国際女性デー】妊娠に関連する健康リスク 産後の検査が不十分 乳がん検診も 女性の「機会損失」は深刻
2025年02月25日
ストレスは「脂肪肝」のリスクを高める 肥満やメタボとも関連 孤独や社会的孤立も高リスク
2025年02月25日
緑茶を飲むと脂肪肝リスクが軽減 緑茶が脂肪燃焼を高める? 茶カテキンは新型コロナの予防にも役立つ可能性が
2025年02月17日
働く中高年世代の全年齢でBMIが増加 日本でも肥満者は今後も増加 協会けんぽの815万人のデータを解析
2025年02月17日
肥満やメタボの人に「不規則な生活」はなぜNG? 概日リズムが乱れて食べすぎに 太陽光を浴びて体内時計をリセット
2025年02月17日
中年期にウォーキングなどの運動を習慣にして認知症を予防 運動を50歳前にはじめると脳の健康を高められる
2025年02月17日
高齢になっても働き続けるのは心身の健康に良いと多くの人が実感 高齢者のウェルビーイングを高める施策
2025年02月10日
緑茶やコーヒーを飲む習慣は認知症リスクの低下と関連 朝にコーヒーを飲むと心血管疾患リスクも低下
2025年02月10日
[高血圧・肥満・喫煙・糖尿病]は日本人の寿命を縮める要因 4つがあると健康寿命が10年短縮
アルコールと保健指導
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
(木曜日・登録者11,000名)
登録者の内訳(職種)
  • 産業医 3%
  • 保健師 46%
  • 看護師 10%
  • 管理栄養士・栄養士 19%
  • その他 22%
登録はこちら

ページのトップへ戻る トップページへ ▶