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マタニティマーク公式サイトを開設 「妊産婦にやさしい環境づくり」推進へ
2020年05月29日

マタニティ―マーク普及で「妊産婦にやさしい環境づくり」推進にも
マタニティマークは妊産婦が公共交通機関や職場、飲食店などで身に付けることで、周囲の人に配慮をお願いしやすくするもの。国民運動計画「健やか親子21」推進検討会において、妊娠・出産に関する安全性と快適さの確保を目指してデザインを公募し、2006年に作成・発表された。
妊娠初期など妊産婦であることが外見上、見分けにくい時期にもマタニティマークを示すことで、周囲の人が公共交通機関で席を譲ったり、喫煙の配慮をしたりしやすくなる。
平成30年度子ども・子育て支援推進調査研究事業「健やか親子21(第2次)」中間評価を見据えた調査研究では、マタニティマークを「知っていた」「言葉だけは知っていた」人の割合は女性が87.7%、男性が73.3%。
一方、妊娠をアピールしているように思われることを気にしてマタニティマークの着用を躊躇した、といった声もあり、今回開設されたマタニティマークの公式サイトでは、「通勤中のみなさんへ 知ってもらいたい妊婦さんの10の気持ち」や「先輩ママのマタニティマーク座談会」とするページを開設し、妊娠中の経験談も紹介するなどしている。
また妊産婦にやさしい環境づくりに活用してもらうため、職場や店舗で掲示・配布できるポスターやリーフレットが自由にダウンロードできる。

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