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マタニティマーク公式サイトを開設 「妊産婦にやさしい環境づくり」推進へ

 母子保健の国民運動計画「健やか親子21(第2次)」公式ホームページにこのほど、マタニティマークの公式サイトが開設された。
 マタニティマークを身に付けた方への理解や思いやりのある行動をお願いしているほか、マタニティマークのデザインを活用した普及啓発にも協力をうながしている。
マタニティ―マーク普及で「妊産婦にやさしい環境づくり」推進にも
 マタニティマークは妊産婦が公共交通機関や職場、飲食店などで身に付けることで、周囲の人に配慮をお願いしやすくするもの。国民運動計画「健やか親子21」推進検討会において、妊娠・出産に関する安全性と快適さの確保を目指してデザインを公募し、2006年に作成・発表された。

 妊娠初期など妊産婦であることが外見上、見分けにくい時期にもマタニティマークを示すことで、周囲の人が公共交通機関で席を譲ったり、喫煙の配慮をしたりしやすくなる。

 平成30年度子ども・子育て支援推進調査研究事業「健やか親子21(第2次)」中間評価を見据えた調査研究では、マタニティマークを「知っていた」「言葉だけは知っていた」人の割合は女性が87.7%、男性が73.3%。

 一方、妊娠をアピールしているように思われることを気にしてマタニティマークの着用を躊躇した、といった声もあり、今回開設されたマタニティマークの公式サイトでは、「通勤中のみなさんへ 知ってもらいたい妊婦さんの10の気持ち」や「先輩ママのマタニティマーク座談会」とするページを開設し、妊娠中の経験談も紹介するなどしている。

 また妊産婦にやさしい環境づくりに活用してもらうため、職場や店舗で掲示・配布できるポスターやリーフレットが自由にダウンロードできる。

 マタニティマークの趣旨に基づき、営利を目的としないなど使用制限を順守している場合、マタニティマークは自由に使用できる。

 ホームページでは使用に際してのお願いとして、デザインの規定や使用報告書の提出などの詳細を確認可能。マタニティマークのデザインを使う場合によくある質問についてもQ&A方式で説明しており、趣旨を正しく啓発しながら広くマークが普及するよう期待が込められている。

[yoshioka]
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