ニュース
【健やか21】「日本脳炎ワクチン供給不足が見込まれる現状についてのお知らせ」の掲載について(日本小児科学会)
2021年03月26日
「健やか親子21(第2次)ホームページ」より、専門職向けの学校保健・母子保健に関する最新情報をピックアップしてお届けします。
「健やか親子21」では、「すべての子どもが健やかに育つ社会」の実現を一緒に推進して頂ける企業や団体を募集しています。
ワクチンが安定的に供給されるようになるまでの対応について
日本小児科学会 予防接種感染症対策委員会が3月23日に「日本脳炎ワクチン供給不足が見込まれる現状についてのお知らせ-日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会からのお願い--」を掲載しました。
日本脳炎ワクチンについては、ワクチンの製造量が十分でない状況が今後しばらく続くことが予想されており、本年1月15日には、厚生労働省健康局健康課から事務連絡として「乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンの定期の予防接種に係る対応について」が発出され、円滑な流通について関係者との連携が依頼されています。
ワクチンが安定的に供給されるようになる(2022年度にはワクチンの供給が回復してくる見込み)まで以下の対応をとっていただきたいとしています(「なお、医師が緊急に接種が必要と認めた場合には、この限りではありません。」とのことです)。
- 日本脳炎ワクチンを未接種または1回接種者は、合計2回の接種を行います。
- 日本脳炎ワクチンを2回あるいは3回接種している場合は、個別通知が既に行われているお子さんも含めて、ワクチンが安定供給されるまで、接種を見送ります。
安定供給された場合、規定の間隔があいてしまった場合でも、残りの回数を確実に接種することが重要です。 - 定期接種として接種が受けられる年齢の上限*が近づいている場合には、定期接種で受けられる年齢を過ぎないように、接種計画を立ててください。
*定期接種で受けられる年齢の上限
1期(1~3回目接種)は、生後6か月から生後90か月に至るまで。
2期(4回目接種)は、9歳以上13歳未満。
【詳細はこちら】
最新トピックス・イベント(2021年3月25日更新)
・日本小児保健協会栄養委員会による提言「With コロナ時代の子どもの食事」の掲載について(日本小児保健協会)・令和2年度 内閣府委託事業「地方自治体における少子化対策の取組状況に関する調査」の掲載について(内閣府)
・注意喚起『乳幼児のたばこの誤飲に注意しましょう!-加熱式たばこは紙巻たばこより誤飲しそうになった割合が高く、より注意が必要です-』の掲載について(消費者庁)
・エコチル調査でわかったこと「赤ちゃんへの栄養方法とその期間、および、授乳時の赤ちゃんに対する働きかけと産後うつの関連」の掲載について(エコチル調査富山ユニットセンター)
・新型コロナウイルス感染(疑い)の妊婦 から出生した新生児の診療・管理体制に関する調査 (要約)の掲載について(日本小児科学会)
・令和2年度「はたらく母子家庭・父子家庭応援企業表彰」受賞企業の決定について(厚生労働省)
・第1回難聴児の早期発見・早期療育推進のための基本方針作成に関する検討会(オンライン・3/26)の開催について(厚生労働省)
・令和2年度優れた「早寝早起き朝ごはん」運動の推進にかかる文部科学大臣表彰について(文部科学省)
・子ども安全メール「Vol.547 ボタン電池誤飲を防ぐために! 電池を使う製品は子どもの手の届かないところに置きましょう。」の掲載について(消費者庁)
・令和2年度「『学生によるオレンジリボン運動』 報告会」実施報告の掲載について(児童虐待防止全国ネットワーク)
・プレスリリース「新型コロナウイルス感染症流行下では 10歳未満の小児のライノウイルス感染リスクが上昇した」の掲載について(東京大学医学研究所)
・「新⽣児の出⾎性疾患予防のためのビタミン K 投与法について」の掲載について(日本産科婦人科医会/日本産科婦人科学会)
・「令和2年度救急業務のあり方に関する検討会報告書」のとりまとめについて(総務省消防庁)
・禁煙啓発リーフレット「自分のために。家族のために。タバコ、やめませんか? 禁煙でみんな幸せに」の作成について(東京都)
・『双子・三つ子育児実態アンケート2021』の集計結果の公表について(NPO法人つなげる) ※詳しい情報は、健やか親子21(第2次)ホームページを参照。
「健やか親子21」とは?母子の健康水準を向上のための国民運動計画
「健やか親子21」は、平成13年から始まった母子の健康水準を向上させるための様々な取組を、みんなで推進する国民運動計画。
平成27年度からは、現状の課題を踏まえ新たな計画(~平成36年度)が始まりました。
「健やか親子21(第2次)ホームページ」は、情報収集や情報を共有することによる交流・連携ができる有用なツールとして、様々な活動に役立つことが目的。
健やか親子21(第2次)ホームページトピックス一覧
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2024 SOSHINSHA All Rights Reserved.
「地域保健」に関するニュース
- 2024年04月30日
- タバコは歯を失う原因に 認知症リスクも上昇 禁煙すれば歯を守れて認知症も予防できる可能性が
- 2024年04月25日
-
厚労省「地域・職域連携ポータルサイト」を開設
人生100年時代を迎え、保健事業の継続性は不可欠 - 2024年04月23日
- 生鮮食料品店が近くにある高齢者は介護費用が低くなる 自然に健康になれる環境づくりが大切
- 2024年04月22日
- 運動が心血管疾患リスクを23%低下 ストレス耐性も高められる 毎日11分間のウォーキングでも効果が
- 2024年04月22日
- 職場や家庭で怒りを爆発させても得はない 怒りを効果的に抑える2つの方法 「アンガーマネジメント」のすすめ
- 2024年04月22日
- 【更年期障害の最新情報】更年期は健康な老化の入り口 必要な治療を受けられることが望ましい
- 2024年04月22日
- 【肺がん】進行した人は「健診やがん検診を受けていれば良かった」と後悔 早期発見できた人は生存率が高い
- 2024年04月18日
- 人口10万人あたりの「常勤保健師の配置状況」最多は島根県 「令和4年度地域保健・健康増進事業の報告」より
- 2024年04月18日
- 健康診査の受診者数が回復 前年比で約4,200人増加 「地域保健・健康増進事業の報告」より
- 2024年04月16日
- 塩分のとりすぎが高血圧や肥満の原因に 代替塩を使うと高血圧リスクは40%減少 日本人の減塩は優先課題