新型コロナ情報サイト「こびナビ」を開設~日米の医師らが協力
新型コロナウイルス感染症とそのワクチンについて正確な情報を提供しようと、日米の医師らが立ち上げたWebサイト「こびナビ」が注目を集めている。特にワクチンについては、接種を決めるのは国民一人一人に委ねられていることから、正確な情報で自ら判断できるようにしてもらいたいとの願いで開設されたもの。
「こびナビ」は千葉大学病院 次世代医療構想センターの吉村健佑氏(センター長/特任教授)が代表となり、日米の医療従事者や研究者によって開設。
サイト名は「新型コロナウイルス(CoV=こび)とワクチンに関する情報が沢山ある中で、正確な情報へたどり着けるようにナビゲート(ナビ)したい」との願いが込められているという。そのため、市民と医療従事者それぞれに向けて動画やスライドを公開。
例えば、医療従事者向けには「副反応疑い報告制度」について紹介。市民向けには、ワクチンをアメリカで妊娠中に接種したハーバード大学医学部精神科、内田舞助教授へのインタビュー動画などを掲載している。
また「ワクチンQ&A」としてワクチンの安全性や実際の接種について解説。市民向けには「新型コロナウイルスに感染した場合も接種が必要ですか?」といった質問から、「どうしてワクチンがたった1年間でできたのか教えて下さい」といったワクチンの仕組みや成分、開発に関わることまで分かりやすく説明している。
海外で働く医療従事者によるワクチン接種体験記では、接種後の副反応や生活への影響などを掲載。副反応の症状があった医師も、そうでない医師もそれぞれが率直に体験記をつづることで、読者の不安や疑問を取り除こうとしている。
「新型コロナウイルス感染症から自分を、患者さんを、そして大切な人を守りたい。だから#私たちは打ちました」とアピールするポスターもダウンロードでき、より多くの人に同サイトの利用をうながす。
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