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「産業保健のあり方に関する検討会」が初開催 ストレスチェックや女性の健康、治療と仕事の両立支援などが重点課題に
2022年11月08日
職場における健康課題は多様化・深刻化
労働安全衛生法が制定された当時には想定されていなかった健康課題が生じており、年々深刻化している。
法令が想定する産業保健活動と実態の乖離
法令に規定されている産業医や衛生管理者の職務が、現在の多様化する課題に即しておらず、実態との乖離も起こっている。50名以上の事業場では産業医、衛生管理者の選任が義務づけられているものの、実際には多くの現場で保健師・看護師等様々な専門職が活動している現状があり、今後の体制・それぞれの役割について検討が必要だ。
また、「健康経営」の考え方は浸透しつつある一方で、法令違反にならなければよいと考える経営者も依然として存在する。AIシステムやウエアラブル端末などの技術開発が進むにつれ産業保健活動のオンライン化もニーズが高まっている中、就業場所の分散化・多様化が起こっており、職場巡視はどうあるべきかなど様々な課題が挙げられる。
産業医、衛生管理者や産業現場で活動する保健師・看護師についてどのような教育研修が必要か等「産業保健を担う者の資質向上について」なども含め、今後の産業保健が担うべき役割や目指すべき方向性について、以降の検討会で議論を進める方針。「第2回 産業保健のあり方に関する検討会」は、2022年11月14日(月)に開催となる。
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