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「食育健康サミット2023」を無料配信 ライフステージにそった保健指導 日本型食生活で支える 日本医師会など2月28日まで
2023年12月18日
日本医師会と米穀安定供給確保支援機構は、生活習慣病の予防・治療でのごはんを主食とした日本型食生活の有用性などについて考える、「食育健康サミット」を毎年開催している。
2023年度のテーマは、「将来の自分を意識した生活習慣の重要性〜小児期・若年期からの『日本型食生活』を通した健康づくり〜」。オンラインで2024年2月28日まで無料配信を行っている。
サミットは、医師や管理栄養士などを主な対象としているが、誰でも視聴できる(視聴には事前登録が必要)。
日本人のライフステージにそった保健指導 日本型食生活で支える
日本医師会と米穀安定供給確保支援機構は、食育健康サミット「将来の自分を意識した生活習慣の重要性〜小児期・若年期からの『日本型食生活』を通した健康づくり〜」の配信を、2024年2月28日まで行っている。参加は無料で、誰でも視聴できる(視聴には事前登録が必要)。 2023年5月に策定された「健康日本21(第三次)」の基本的な方向のひとつとして、「ライフコースアプローチをふまえた健康づくり」が掲げられた。 幼少期からの生活習慣や健康状態は、成長してからの健康状態にも大きく影響を与えること、妊婦の健康増進が子供の健康にも影響すること、高齢期にいたるまで健康を保持するためには、若年期からの取り組みが重要であることなどをふまえ、2023年度は、「"将来の自分"を意識した生活習慣の重要性」をテーマに、小児期から若年期の健康課題とその具体的な方策について考えるとしている。 シンポジウムでは小児期から若年期における悪しき生活習慣の将来的なリスク、食生活・運動習慣をはじめとする生活習慣改善のポイント、日本型食生活の意義と活用法などについて、それぞれの疾患、生活指導、栄養、運動の専門家からのアドバイスをふまえ、健やかな生活習慣を身につけ健康寿命を延ばすためには、どのような指導・普及支援などを行えばよいのか、医学的・栄養学的に考えるとしている。2023年12月1日(金)~2024年2月28日(水) | |
主 催 | 公益社団法人 日本医師会 公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構 |
座 長 | 寺本民生 (帝京大学臨床研究センター センター長 / 寺本内科・歯科クリニック 内科院長) |
※各講演は40分間(講演30分+座長とのディスカッション10分)の予定
講演01 胎児期から始まる小児・思春期の健康課題 堀川玲子 先生 (国立成育医療研究センター内分泌・代謝科診療部長) |
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小児期は、心と体が成長・成熟していく重要な時期であり、子供たちの健やかな成長に欠かせないのが「栄養」です。胎児期から始まる小児期の肥満は、壮年期の肥満やメタボリックシンドロームの原因となり、思春期の女性に多いやせや摂食障害は、低栄養から成長障害などにつながるといわれています。
本講演では、小児のライフサイクルにおけるさまざまな健康課題を取り上げながら、その背景や将来への影響について解説するほか、成長過程における栄養や食育の重要性についても言及します。 |
講演02 子供の生活習慣病と食の重要性 原 光彦 先生 (和洋女子大学家政学部健康栄養学科教授 / 都立広尾病院小児科) |
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子供の肥満は、将来、生活習慣病や動脈硬化性疾患を引き起こすリスクが高いことから、早期から生活習慣を是正していくことが重要です。
本講演では、小児の肥満の病態・原因などについて解説するとともに、子供たちが健康に成長するために必要な食事・身体活動・生活リズムについて考えてみたいと思います。とくに食事面では、小児肥満予防におすすめの「さわやかダイエット」を紹介し、和食の有用性についても言及します。 |
講演03 若い女性のやせと健康リスク 田村好史 先生 (順天堂大学国際教養学部グローバルヘルスサービス領域教授 / 順天堂大学大学院医学研究科代謝内分泌内科学准教授) |
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私たちは、やせていてもインスリン抵抗性などの異常によって、肥満者と同様の体質となり、糖尿病のリスクを高めることを世界ではじめて明らかにしました。
日本人の若い女性の多くは、食事量・運動量がともに少ない「エネルギー低回転タイプ」で、骨格筋量も少なく、将来、糖尿病や骨粗鬆症などになる健康リスクが高いと考えられます。ここでは独自データを交えながら警鐘を鳴らすとともに、ごはんを中心とした食事や運動についても紹介します。 |
講演04 将来の健康を見据えた栄養と食事 中村丁次 先生 (神奈川県立保健福祉大学名誉学長 / 公益社団法人日本栄養士会代表理事会長) |
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将来、生活習慣病で困らないためには、子供の頃から正しい食習慣を身につけ、実践していくことが重要です。本講演では、胎児の栄養のあり方、ならびに給食の現状を含めた日本の小児の栄養・食事事情をふまえ、どのような栄養をどのくらい摂ればよいのか、学校や家庭および社会ではどのような点に注意したらよいのかなど、実際の栄養教育や食育の現場で、すぐに役立つ指導のポイントについてご紹介します。
また、日本人の長寿を支える健康的な食事として、「ごはんを中心とする日本型食生活」に着目し、ごはん食のメリット、栄養学的意義、上手な活用法などについても説明します。 |
クロージング サミットまとめ 寺本民生 先生 (帝京大学臨床研究センター センター長 / 寺本内科・歯科クリニック 内科院長) |
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2023年12月1日(金)~2024年2月28日(水) | |
主 催 | 公益社団法人 日本医師会 公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構 |
座 長 | 寺本民生 (帝京大学臨床研究センター センター長 / 寺本内科・歯科クリニック 内科院長) |
※各講演は40分間(講演30分+座長とのディスカッション10分)の予定
公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構
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