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睡眠は運動を週に2~3回行うと改善できる 良い睡眠をとれていないと体感的な年齢は10歳も老ける
2024年04月01日
ウォーキングなどの運動を週に2~3回行う習慣のある人は、不眠症リスクが低く、睡眠時間を十分に確保できている割合が高いことが、39~67歳の中年成人を10年間追跡した調査で明らかになった。
運動を習慣として行うことが、健康状態を全体的に改善し、さらには質の高い睡眠を促進し、不眠症が慢性化するのを抑制する可能性がある。
また、睡眠を十分にとれている人は、老化を実感することが少ないが、睡眠が妨げられ、日中に眠気を感じることが多い人は、10歳も老けていると感じることが示された。
「ご自分の睡眠を守ることが、若々しい感覚を維持するために非常に重要になります。日中に活動的に過ごし、健康を増進するために、睡眠を見直して、その質を高めることが大切です」と、研究者は指摘している。
運動習慣のある人は睡眠障害が少ない
ウォーキングなどの運動を週に2~3回行う習慣のある人は、不眠症リスクが低く、ひと晩に6~9時間という推奨されている睡眠時間を確保できている割合が高いことが、39~67歳の中年成人を10年間追跡した調査で明らかになった。 「運動を習慣として行うことが、健康状態を全体的に改善し、さらには質の高い睡眠を促進し、不眠症が慢性化するのを抑制する可能性が示されました」と、アイスランドのレイキャビク大学心理学部のエルラ ビョルンスドッティル氏は言う。 研究グループは、欧州の9ヵ国の21の施設で、39~67歳の中年成人4,399人(男性 2,085 人、女性 2,254 人)を対象に、毎週の身体活動の量や頻度・時間・強度、不眠症の症状、夜間の睡眠時間、日中の眠気などについて調査した。 その結果、週に運動を2回以上、1時間以上している活動的な人は、入眠が難しいと感じることが42%も少なく、不眠症の症状は22%少なかった。さらに、不眠症の症状を2~3つ報告することも40%少なかった。 運動を習慣として続けている人は、睡眠を十分にとれている割合が55%と多く、睡眠時間が6時間以下と足りていない割合は29%と少なかった。 なお、10年間で参加者の25%が運動を習慣として続けていた。37%は持続的に活動的ではなく、20%は運動不足だった。若々しさを保つのに良い睡眠が必要
睡眠をとれていないと体感的な年齢は10歳も老ける
睡眠をとれていないと体感的な年齢は10歳も老ける
Association between physical activity over a 10-year period and current insomnia symptoms, sleep duration and daytime sleepiness: a European population-based study (BMJ Open 2024年3月26日)
Want to feel young? Protect your sleep (ストックホルム大学 2024年3月27日)
Sleep and subjective age: protect your sleep if you want to feel young (Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences 2024年3月27日)
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