ニュース

女性の顔を魅力的に見せるピンク色のマスク 顔の印象は色で変わる

 マスクを着けるとき、女性は白よりもピンクのマスクを着けると魅力的に見えるという研究結果を北海道大学が発表した。
ピンク色のマスクはポジティブな印象を与える
 風邪や花粉症対策でマスクを装着する人が増えている。マスクのつけ心地という本来機能のほかに、デザインや見た目などの二次的な機能も重視されるようになってきた。

 マスク着用と魅力の効果の関係を調べるために、北海道大学大学院文学研究科の河原純一郎特任准教授は、衛生用品大手のユニ・チャームと中京大学の宮崎由樹助教と共同で実験を行った。

 研究チームは、マスクは顔の半分を隠すために表情が伝わりにくく、対人関係や対人魅力を損なう可能性があると考え、どのようなマスクが魅力を向上させるのかを科学的かつ定量的に調べた。
 具体的には、ピンク色と白色のマスクをつけた20~30歳代の女性20名の顔画像をコンピュータ画面上に1枚ずつ呈示し、18歳以上の男女合計33名の評価者が顔画像1枚ごとに感じる外見的魅力を、1~100の範囲で評定する実験を行った。

 (1)マスク着用の有無、(2)マスクの色の違いによる女性の顔の魅力診断を行い、マスクが顔の魅力知覚に及ぼす影響を検証した。

 その結果、もともとの顔の魅力に関係なく、ピンク色のマスクをつけた顔画像の方が、外見的魅力が高く評価されることが判明した。

 「ピンク色のマスクをつけた顔は、白いマスクをつけた顔よりも、他人から見て魅力が高く評価されていたことが分かった。ピンク色は血色の良さを連想させることがあり、ピンク色のマスクをつけることでポジティブな影響が生まれた可能性がある」と、河原氏は述べている。

北海道大学大学院文学研究科
[Terahata]
side_メルマガバナー

「健診・検診」に関するニュース

2025年08月21日
歯の本数が働き世代の栄養摂取に影響 広島大学が新知見を報告
2025年07月07日
子供や若者の生活習慣行動とウェルビーイングの関連を調査 小学校の独自の取り組みを通じた共同研究を開始 立教大学と東京都昭島市
2025年06月27日
2023年度 特定健診の実施率は59.9%、保健指導は27.6%
過去最高を更新するが、目標値と依然大きく乖離【厚労省調査】
2025年06月17日
【厚労省】職域がん検診も市町村が一体管理へ
対策型検診の新項目はモデル事業で導入判断
2025年06月02日
肺がん検診ガイドライン19年ぶり改訂 重喫煙者に年1回の低線量CTを推奨【国立がん研究センター】
2025年05月20日
【調査報告】国民健康保険の保健事業を見直すロジックモデルを構築
―特定健診・特定保健指導を起点にアウトカムを可視化
2025年05月16日
高齢者がスマホなどのデジタル技術を利用すると認知症予防に 高齢者がネットを使うと健診の受診率も改善
2025年05月16日
【高血圧の日】運輸業はとく高血圧や肥満が多い 健康増進を推進し検査値が改善 二次健診者数も減少
2025年05月12日
メタボとロコモの深い関係を3万人超の健診データで解明 運動機能の低下は50代から進行 メタボとロコモの同時健診が必要
2025年05月01日
ホルモン分泌は年齢とともに変化 バランスが乱れると不調や病気が 肥満を引き起こすホルモンも【ホルモンを健康にする10の方法】
アルコールと保健指導
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
(木曜日・登録者11,800名)
登録者の内訳(職種)
  • 医 師 3%
  • 保健師 47%
  • 看護師 11%
  • 管理栄養士・栄養士 19%
  • その他 20%
登録はこちら

ページのトップへ戻る トップページへ ▶