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11月は乳幼児突然死症候群(SIDS)対策月間 ~厚生労働省
2016年10月28日
厚生労働省は、今年も11月を「乳幼児突然死症候群(SIDS)」対策月間と定め、関係行政機関や団体でさまざまな普及啓発活動を行う。また0歳児における不慮の事故死の中では、窒息によるもの、特に就寝時に起きる割合が高いことから、SIDSの予防に関する取り組みの推進も図る。

<参考>
SIDSの発症率を低減させる3つのポイント
○1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょうSIDSの発症率を低減させる3つのポイント
SIDSは、うつぶせ、あおむけのどちらでも発症しますが、寝かせる時にうつぶせに寝かせたときの方がSIDSの発症率が高いということが研究者の調査から分かっています。医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせましょう。この取組は、睡眠中の窒息事故を防ぐ上でも有効です。 ○できるだけ母乳で育てましょう
母乳育児が赤ちゃんにとっていろいろな点で良いことはよく知られています。母乳で育てられている赤ちゃんの方がSIDSの発症率が低いということが研究者の調査から分かっています。できるだけ母乳育児にトライしましょう。 ○たばこをやめましょう
たばこはSIDS発症の大きな危険因子です。妊娠中の喫煙はおなかの赤ちゃんの体重が増えにくくなりますし、呼吸中枢にも明らかによくない影響を及ぼします。妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。 これは、身近な人の理解も大切ですので、日頃から喫煙者に協力を求めましょう。
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