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労務管理・安全衛生管理診断サイト「スタートアップ労働条件」を開設

 厚生労働省は11月1日から、労務管理・安全衛生管理などについて、ウェブ上で診断を受けられる事業者のための労務管理・安全衛生管理診断サイト「スタートアップ労働条件」を立ち上げた。

 このサイトは、企業または企業の特定の事業場の労働条件や就労環境を診断するもの。会員登録をすればより詳しい診断結果が得られるが、会員登録せずゲスト利用することもできる。

 具体的には、

 ・募集、採用、労働契約の締結
 ・就業規則、賃金、労働条件、年次有給休暇
 ・母性保護、育児、介護
 ・解雇、退職
 ・安全衛生管理
 ・労働保険、社会保険、その他

 の6つのカテゴリー別でそれぞれ設問に回答すると、問題点の有無が診断される。

 診断結果は、全体の状況がレーダーチャートで視覚的に示されるほか、総合点数と総合評価を表示。またカテゴリーごとには「重大な問題点を含む」、「比較的軽微な問題点を含む」、「確かめるべき点を含む」、「問題点は含まれていない」の4段階で評価をする。

 それぞれの設問については評価コメントが出されるほか、改善に向けた基本情報や、参考・支援情報も提供される。そのため診断を通じて、労働基準法等関係法令の基礎知識や、遵守すべき事項、行うべき手続き、具体的な届け出方法などの理解を深められる点でも有意義な内容になっている。

 診断結果を得たあとは、さらに個別の支援や、講座の受講を申し込むことも可能。ホームページでは「お役立ち・支援情報」として、さまざまな資料提供や相談機関の紹介を行っており、ポータルサイトとしての機能も果たしている。

ポータルサイト「スタートアップ労働条件」
[yoshioka]
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