ニュース
労務管理・安全衛生管理診断サイト「スタートアップ労働条件」を開設
2016年11月02日
厚生労働省は11月1日から、労務管理・安全衛生管理などについて、ウェブ上で診断を受けられる事業者のための労務管理・安全衛生管理診断サイト「スタートアップ労働条件」を立ち上げた。
このサイトは、企業または企業の特定の事業場の労働条件や就労環境を診断するもの。会員登録をすればより詳しい診断結果が得られるが、会員登録せずゲスト利用することもできる。
具体的には、
・募集、採用、労働契約の締結・就業規則、賃金、労働条件、年次有給休暇
・母性保護、育児、介護
・解雇、退職
・安全衛生管理
・労働保険、社会保険、その他 の6つのカテゴリー別でそれぞれ設問に回答すると、問題点の有無が診断される。 診断結果は、全体の状況がレーダーチャートで視覚的に示されるほか、総合点数と総合評価を表示。またカテゴリーごとには「重大な問題点を含む」、「比較的軽微な問題点を含む」、「確かめるべき点を含む」、「問題点は含まれていない」の4段階で評価をする。 それぞれの設問については評価コメントが出されるほか、改善に向けた基本情報や、参考・支援情報も提供される。そのため診断を通じて、労働基準法等関係法令の基礎知識や、遵守すべき事項、行うべき手続き、具体的な届け出方法などの理解を深められる点でも有意義な内容になっている。 診断結果を得たあとは、さらに個別の支援や、講座の受講を申し込むことも可能。ホームページでは「お役立ち・支援情報」として、さまざまな資料提供や相談機関の紹介を行っており、ポータルサイトとしての機能も果たしている。 ポータルサイト「スタートアップ労働条件」
掲載記事・図表の無断転用を禁じます。©2009 - 2025 SOSHINSHA All Rights Reserved.


「産業保健」に関するニュース
- 2025年08月21日
- 令和7年(1月~7月)の自殺者は11,143人 前年同期比で約10%減少(厚生労働省)
- 2025年08月21日
- 歯の本数が働き世代の栄養摂取に影響 広島大学が新知見を報告
- 2025年08月20日
- 育休を「取りたい」若者は7割超 仕事と育児との両立で不安も 共に育てる社会の実現を目指す(厚生労働省)
- 2025年08月13日
-
小規模事業場と地域を支える保健師の役割―地域と職域のはざまをつなぐ支援活動の最前線―
【日本看護協会「産業保健に関わる保健師等の活動実態調査」】〈後編〉 - 2025年08月07日
- 世代別・性別ごとの「総患者数」を比較-「令和5年(2023)の患者調査」の結果より(日本生活習慣病予防協会)
- 2025年08月06日
-
産業保健師の実態と課題が明らかに―メンタルヘルス対応の最前線で奮闘も、非正規・単独配置など構造的課題も―
【日本看護協会「産業保健に関わる保健師等の活動実態調査」】〈前編〉 - 2025年08月05日
-
【インタビュー】2週間のデトックスで生産性が変わる?
大塚製薬の『アルコールチャレンジ』に学ぶ健康経営 - 2025年07月28日
- 日本の「インターバル速歩」が世界で話題に 早歩きとゆっくり歩きを交互に メンタルヘルスも改善
- 2025年07月28日
- 肥満と糖尿病への積極的な対策を呼びかけ 中国の成人男性の半数が肥満・過体重 体重を減らしてリスク軽減
- 2025年07月28日
- 1日7000歩のウォーキングが肥満・がん・認知症・うつ病のリスクを大幅減少 完璧じゃなくて良い理由