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ノロウイルスの感染拡大防止を ~厚労省などが呼びかけ
2016年12月27日
ノロウイルスによる感染性胃腸炎の患者報告数が全国的に増えている中、厚生労働省は21日、各都道府県や保健所設置市、特別区の衛星主管部(局)宛に事務連絡「感染性胃腸炎の流行状況を踏まえたノロウイルスの一層の感染予防対策の啓発について」を出した。首相官邸のホームページでもノロウイルス予防に関する情報提供を行うなど、注意喚起に努めている。
ノロウイルスの感染経路は「食品からの感染」と「人からの感染」の2種類がある。特に患者の便やおう吐物から二次感染したり、家庭や施設内で飛沫感染したりするケースもあることから、保育所などでの集団感染が多発。ノロウイルスに有効なワクチンはなく、治療は対症療法に限られるため、感染拡大を防ぐためには手洗いなど予防を徹底することが重要とされる。
そのため厚生労働省はホームページに掲載している「ノロウイルスに関するQ&A」や、動画「ノロウイルス等の食中毒予防のための適切な手洗い」などを参考に、手洗いの徹底など予防に関する情報提供と啓発を行うよう、全国の自治体へ通知文で依頼した。次亜塩素酸ナトリウムを水で薄めて作る「塩素消毒液」を使った消毒方法や、おう吐物の処理方法などを分かりやすく紹介し、国民一人一人の心がけで、ノロウイルスの感染を広げないよう呼びかけている。
一方、ノロウイルスによる食中毒は毎年、冬季に多発し、大規模な集団食中毒も発生しているため、日本食品衛生協会と都道府県市食品衛生協会では今年も11月1日から来年1月31日までの3ヶ月間を「ノロウイルス食中毒予防強化月間」に設定。感染者が食品の調理に従事するために起きた食中毒も報告されていることから、より一層の衛生管理や従業員の体調管理を徹底するよう求めている。
通知文「感染性胃腸炎の流行状況を踏まえたノロウイルスの一層の感染予防対策の啓発について」(厚生労働省)ノロウイルス(感染性胃腸炎・食中毒)対策 ~冬は特にご注意を!~(首相官邸)
ノロウイルス食中毒予防強化月間(日本食品衛生協会)
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