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【新連載】がん患者さんのアピアランス・サポート (みなとアピアランス・サポート相談室)
2017年11月28日
新連載がん患者さんのアピアランス・サポート(みなとアピアランス・サポート相談室)を公開しました。ウィッグ、メイクやネイルなどの外見ケアに関する情報や知見を、美容の専門知識を持つアピアランス・アドバイザーの視点・経験からご意見いただきました。
がん患者さんのアピアランス・サポート
がん治療の副作用に伴う手術跡、脱毛、皮膚や爪の変色など、外見が変化することは患者さんに大きなストレスとなり、特に女性にとっては吐き気やしびれなどよりも苦痛度が高いことがわかっています。 2016年に国立がん研究センターが「がん患者に対するアピアランスケアの手引き」というガイドラインを発表され、医療機関におけるアピアランス・サポート導入が活発化してきました。 実際に、外見が気になって外に出られないなど、社会との関わりに消極的になる方も少なくありません。そこで、「外見ケア」について看護師や美容のプロがサポートすることの必要性が増しています。 患者さんの外見の不安を少しでも軽くして、治療中も自分らしくいられるように、美容の専門知識を持つアピアランス・アドバイザーの視点・経験から、アピアランス・サポートに関する情報をお伝えしていきます。アピアランス・サポート(ケア)とは?
抗がん剤や放射線などがん治療にともなう副作用として髪や眉毛、睫毛の脱毛や、爪の変色・変形、肌のくすみなど、外見が変化することがあります。通院によるがん治療が増え、治療と仕事を両立する人が多くなったこともあり、アピアランス(外見)の変化に伴う悩みを抱える患者を支援するアピアランス・サポート(ケア)が重視され、注目され始めました。 アピアランスの変化は、患者さんにとって嘔吐や手足のしびれといった苦痛同様、もしくはそれ以上の苦痛となります。がんであることを他者に知られることで、今までの人間関係がマイナスに変化するのではないかといった不安からその苦痛が来ていることが研究でも分かってきました。 私たちの「みなとアピアランス・サポート相談室」は、昨年に東京都港区とがん患者の支援に関する連携協定を締結し、区内にある慈恵医大付属病院をはじめとしたがん治療診療拠点病院などで定期的なアピアランス・相談会を開催しています。 港区のアピアランスに関する無料相談窓口として、それぞれの患者さんに合わせたウイッグの調整カットやネイルの補強、ケアなどの施術を行う施設として患者さんに利用いただいています。ウィッグ導入のフロー例※みなとアピアランス相談室HP でも情報提供しています。
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