ニュース

「健康寿命をのばそう!アワード」最優秀賞決定~生活習慣病予防分野~

 厚生労働省はこのほど、「第7回 健康寿命をのばそう!アワード」表彰式を開催。
 「生活習慣病予防分野」では18企業を表彰し、厚生労働大臣最優秀賞には「健康増進を軸としたCSVプロジェクト ~Vitalityで健康寿命の延伸を目指す~」の取り組みを行った住友生命保険相互会社が選ばれた。
 「生活習慣病予防分野」の表彰は国民の生活習慣を改善し、健康寿命をのばすための運動「スマートライフ・プロジェクト」の一環として実施。従業員や職員・住民への生活習慣病予防の啓発、健康増進のための優れた取り組みについて評価を行っている。

 今年は73件(企業31件、団体26件、自治体16件)の応募があり、書類選考と表彰式当日のプレゼンテーションによって選考が行われた。

 結果、厚生労働大臣最優秀賞1件、同優秀賞3件のほか、今年新たに創設されたスポーツ庁長官優秀賞3件、厚生労働省健康局長優良賞9件、厚生労働省保険局長賞2件の計18件が決まった。

 このうち厚生労働大臣最優秀賞に選ばれた住友生命保険相互会社の「健康増進を軸としたCSVプロジェクト ~Vitalityで健康寿命の延伸を目指す~」は、「お客さま」・「社会」・「会社・職員」で健康増進の価値を共有し、「日本の健康寿命の延伸」実現に寄与することが評価された。

新製品開発で顧客、社会、従業員の共有価値を創造
 同社の資料によると、プロジェクト名のCSVは「Creating Shared Value」の略語で、「共有価値の創造」を意味している。同社は日本で初めて健康増進型保険"住友生命「Vitality」"を開発・提供し、健康増進活動への取り組みをサポート。

 例えば食生活や生活習慣に関するオンラインチェックや健康診断、がん検診や予防接種を受けたり、日々の歩数の向上、フィットネスジムの利用、スポーツイベントへの参加を行ったりするとポイントが得られ、保険料割引や提携企業の優待が受けられる。

 「Vitality」の提供を通じて顧客の健康増進に寄与することが、社会全体の健康長寿社会への貢献、また従業員のやりがいや誇りにもつながっている。 住友生命プロジェクト.jpg (住友生命「健康増進を軸としたCSVプロジェクト始動」より)

 ほかにも、トップアスリートによる親子スポーツイベントなどを開く「スミセイ"Vitality Action"」を実施し、これまでに約2.7万人が参加。社会全体へ健康増進の働きかけを行っている点も評価された。

 同社のニュースリリースによると「豊かで明るい長寿社会の実現に貢献していくため、今後ますますの努力を続けて参ります」という。

[yoshioka]
side_メルマガバナー

「産業保健」に関するニュース

2024年04月30日
タバコは歯を失う原因に 認知症リスクも上昇 禁煙すれば歯を守れて認知症も予防できる可能性が
2024年04月25日
厚労省「地域・職域連携ポータルサイト」を開設
人生100年時代を迎え、保健事業の継続性は不可欠
2024年04月23日
生鮮食料品店が近くにある高齢者は介護費用が低くなる 自然に健康になれる環境づくりが大切
2024年04月22日
運動が心血管疾患リスクを23%低下 ストレス耐性も高められる 毎日11分間のウォーキングでも効果が
2024年04月22日
職場や家庭で怒りを爆発させても得はない 怒りを効果的に抑える2つの方法 「アンガーマネジメント」のすすめ
2024年04月22日
【更年期障害の最新情報】更年期は健康な老化の入り口 必要な治療を受けられることが望ましい
2024年04月22日
【肺がん】進行した人は「健診やがん検診を受けていれば良かった」と後悔 早期発見できた人は生存率が高い
2024年04月16日
塩分のとりすぎが高血圧や肥満の原因に 代替塩を使うと高血圧リスクは40%減少 日本人の減塩は優先課題
2024年04月16日
座ったままの時間が長いと肥満や死亡のリスクが上昇 ウォーキングなどの運動は夕方に行うと効果的
2024年04月15日
血圧が少し高いだけで脳・心血管疾患のリスクは2倍に上昇 日本の労働者8万人超を調査 早い段階の保健指導が必要
アルコールと保健指導
無料 メールマガジン 保健指導の最新情報を毎週配信
(木曜日・登録者11,000名)
登録者の内訳(職種)
  • 産業医 3%
  • 保健師 46%
  • 看護師 10%
  • 管理栄養士・栄養士 19%
  • その他 22%
登録はこちら

ページのトップへ戻る トップページへ ▶