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【新型コロナ】ワクチン接種会場の誘導サインを制作 入室から退出までのスムーズな流れをサポート 墨田区と千葉大学
2021年03月30日

東京都墨田区は、新型コロナワクチン接種体制を安全に運営するために、ワクチン接種会場の誘導サインを作成した。
誘導サインは、接種会場で密集・密接を生まないように、接種会場入室から退出までのスムーズな流れをサポートするためのもの。
千葉大学大学院工学研究院の監修のもと、視覚伝達デザイン(ビジュアル・コミュニケーション・デザイン)の知見が活用されている。
誘導サインは、接種会場で密集・密接を生まないように、接種会場入室から退出までのスムーズな流れをサポートするためのもの。
千葉大学大学院工学研究院の監修のもと、視覚伝達デザイン(ビジュアル・コミュニケーション・デザイン)の知見が活用されている。
接種会場で密集・密接を生まないために 入室から退出までをサポート
東京都墨田区は、千葉大学の全面的な協力のもと、新型コロナワクチン接種体制を安全に運営するために、ワクチン接種会場の誘導サインを作成した。区内4ヵ所で実施する集団接種会場などで使用する予定だ。
誘導サインは、接種会場で密集・密接を生まないように、接種会場入室から退出までのスムーズな流れをサポートするためのもの。
作成したサインは、全国の自治体などで広く活用できるよう、ワクチン接種に共通する基本プロセスが6つの色と番号に分けられており、接種の流れを理解するのを補助する。
新型コロナワクチン接種体制の整備が喫緊の課題になっており、視覚伝達デザインの知見を活用したサイン計画を、千葉大学大学院工学研究院の張益準助教の監修のもと作成した。
情報デザインは、次の3種類の要素で構成される。(1)被接種者個人が持ち運ぶペーパーファイルのマニュアル(全体プロセスを理解しやすくする)。
(2)動線のための床サイン(利用者が経路を認識しやすくなる)。
(3)各スペース・空間把握のためのパネルサイン(色・番号が目的地の情報になる)。
ワクチン接種会場の誘導サイン(墨田区)

出典:千葉大学、2021年
サイン計画については、同大学で特許などの出願手続きを進めているが、このサインデザインについては、同区以外の自治体などでも広く活用しもらうことを想定しているという。
使用についは、墨田区または千葉大学墨田キャンパス設置準備事務室まで相談してほしいとしている。
墨田区と千葉大学は包括的連携に関する協定書を締結しており、2021年に墨田区に同大学のサテライトキャンパスが開設される。同キャンパスは、「デザイン・リサーチ・インスティテュート」の活動拠点となり、分野横断的デザイン教育・研究や、地域と連動した社会の課題解決に向けての取組みが開始される。
■ 墨田区・千葉大学の共同事業について墨田区企画経営室行政経営担当
Tel.03-5608-6230、E-mail:GYOUSEI@city.sumida.lg.jp ■ サインデザインの内容・使用について
千葉大学企画総務部企画政策課墨田キャンパス設置準備事務室
Tel.043-290-2103 E-mail:sumida-jimu@chiba-u.jp コロナウイルスワクチン接種について(東京都墨田区)
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