12月は『職場のハラスメント撲滅月間』 「職場におけるハラスメント対策シンポジウム」もオンラインで開催
厚生労働省は12月を「職場のハラスメント撲滅月間」と定め、集中的に広報・啓発活動を実施。今年4月からは、中小企業においてもパワーハラスメント防止措置が義務付けられた。
職場のハラスメント撲滅月間の一環として、12月7日に「職場におけるハラスメント対策シンポジウム」がオンラインで開催される。ハラスメント対策を実践する上で参考になる情報を発信する予定。
職場のパワーハラスメントとは、職場において行われる、 ①優越的な関係を背景とした言動であって、 ②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、 ③労働者の就業環境が害されるもので、これら3要素を全て満たすものをいう。 ただし客観的に見て、業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導は該当しない、としている。
2022年4月から中小企業でもパワーハラスメント防止措置が義務付けられ、すべての企業にパワーハラスメント対策が求められるようになった。 これらを踏まえ、12月7日13時半から「職場におけるハラスメント対策シンポジウム」がオンラインで開催される。

基調講演は成蹊大学・原 昌登 教授で、「従業員が辞めない!明るくイキイキ働ける職場へ~中小企業も取り組みやすい、ハラスメント対策のポイント」がテーマ。その後、中小企業の事例に見るハラスメント対策の実務についてパネルディスカッションも予定されている。
シシンポジウムを通じて、ハラスメント対策のポイントや取り組み事例を伝え、実践にあたって参考になる情報を発信する予定だという。(要申し込み)
またポータルサイト「あかるい職場応援団」では、12月の撲滅月間用のポスターもダウンロードできるようになっており、厚労省では集中的に広報・啓発に努めていく考え。



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