【オピニオン公開中】はじめて「産業保健師」として働く人へのエール
世の中は変わり始めています。「少子高齢化」「人生100年時代」を見据え、「将来の国の担い手(稼ぎ手)」である人材確保をするために産業保健スタッフの活用が必至となってきました。
産業保健師はこれからますます必要とされます。現場で「保健師がいて良かった」と、頼られる存在になるためのはじめの一歩を一緒に考えてみましょう。
このたびオピニオンコーナーにて、『はじめて「産業保健師」として働く人へのエール』と題して、鈴木 純子先生(独立行政法人 労働者健康安全機構 大阪産業保健総合支援センター)にご執筆いただきました。 「想定外の出来事」への心構えや、「自分はいったい何者であるか?」など、ハッとする内容となっています。新たに産業保健に挑戦する方はもちろん、長く勤めている方もぜひご覧ください。No.1 大規模事業所と中小規模事業の違いとは?
大規模事業所と中小規模事業所の定義
今、皆さんが活動されているのはどのような事業場でしょうか。大企業、中小企業、それともまだ産業保健の第一歩を踏み出す前でしょうか。
そもそも、何をもって「大企業」「中小企業」と呼ぶのでしょうか。何となく自分の勤務先は大企業だ、中小企業だと認識されているということはありませんか? はじめにその定義についてクリアにしましょう。
No.2 産業保健師が直面する「想定外の出来事」への対応その時慌てないために
「想定外の出来事」とは?
「想定外の出来事」と言われてイメージするのはどのような状況でしょうか。記憶に新しい「新型コロナウイルス感染症によるパンデミック」を思い浮かべた方も多いかもしれません。
ステイホーム推奨により、従業員だけでなく産業保健スタッフもテレワーク中心になった事業所もありました。オフィス内での感染拡大防止対策、職場におけるワクチン接種など、今までの産業保健活動では経験したことのない「はじめて」ばかりだったのではないでしょうか。
No.3 「自分は何者であるか」 はじめて産業保健師として働く人に伝えたいこと
産業保健師を目指したきっかけ
「はじめて産業保健師として働く人」と言っても、大学や専門学校などを卒業し資格を取ったばかりのフレッシュマン、臨床の経験を重ねた後に入られた方、行政・学校・施設など産業保健以外で保健師業務を経験されてこられた方など様々だと思います。
皆さんはどのようなルートで産業保健師になりましたか?そもそも産業保健師を目指した動機やきっかけは何でしたか?臨床で得た経験から産業保健の必要性を感じた方、結婚や出産を機にライフスタイルを変えたいと思った方もいらっしゃるかと思います。
どのようなきっかけであってもせっかく産業保健師になったのですから、この機会に経験と学びを深めていくと、その後の仕事やプライベートで役立つ機会があると思います。
オピニオン執筆者ご紹介
鈴木 純子(独立行政法人 労働者健康安全機構 大阪産業保健総合支援センター) 日本赤十字中央女子短期大学(日本赤十字看護大学前身)卒業。 神奈川県立看護教育大学校保健学科卒業。 日赤医療センター小児外科、神奈川県立こども医療センター精神療育部勤務。 日本アイ・ビー・エム株式会社にて産業保健師として30年以上ケースマネジメントを中心に活動し、退職後は産保センターで相談員・両立支援促進員、中小企業の嘱託保健師として活動中。
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